客の安全を無視したタクシー出現中!
このブログの最初に書いたようにクルマに乗ったらどこの席でもシートベルトは必要だ。自分の身を守るためにボクはタクシーに乗ってもシートベルトをしようとする。しかし、かなりの高い確率でタクシーの後席シートベルトができない。その多くはバックルがシートの下に隠されていて、取り出そうとするとシートを外さなくてはならない。ベルトがあってもバックルが隠れていてはシートベルトをすることができない。
そんなときボクはどうするか。最近はそのタクシーを降りることにしている。駅でタクシーが長い時間待ち、やっと客を乗せたら数十m走ってすぐに降りられてしまったら運転手は怒るだろう。しかし乗客の安全を確保できない状態で運行する方が間違っている。タクシーの運転手もプロフェッショナルなドライバーだという自覚があれば、安全に関する乗客の正当な要望は聞き入れなくてはならない。
ボクがタクシーの後席でシートベルトをしようとすると多くのタクシー運転手は「後ろの席でシートベルトをしなくてもいいですよ!」「バックルを出していると邪魔だとお客に怒られる」という。事故を回避するために急ブレーキを踏むような状況でも、乗客がシートベルトをしていれば躊躇なく踏めるだろう。事故を防ぐためにもシートベルトは大事なのだ。
仕事柄いろいろな国でタクシーに乗るチャンスがあるが、シートベルトが装着されているクルマでわざわざバックルを隠してシートベルトをできなくしている国は日本くらいだ。その意味では日本は自動車文化的にレベルの低い国といえるだろう。