シボレー Epica

足まわりは、舗装の悪い中国専用のセッティングが施されている。

 シボレー・エピカはイタリアのデザイナースタジオ、ジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタルデザインによって設計されたヨーロッパテイストの漂うミディアムサルーン。

 30代から40代のファミリー層をターゲットに上海GMからリリースされている。日本でもスズキによって販売されているピニンファリーナ・デザインのオプトラと同じ大宇(Daewoo)のリメイク車であり、欧州でも売られている。実は2003年の東京モーターショーに展示され、日本導入の噂もあった。

 劣悪な中国の道路状況を考慮したサスペンション&シャシーのチューニングが施され、エンジンはGMオーストラリア製の127psの2L直4DOHC16バルブD-TECガソリン仕様を搭載(中国市場は2Lのみだが、欧州仕様は155ps2.5LV6も用意)。トランスミッションはZF製を採用している。エピカを含めたすべてのシボレー車は山東省にある上海GM系列の工場で生産されている。