ATとMTとで、エクステリアの違いはない。

やはり屋根がない分だけ走りは若干劣るが、その代わりに圧倒的な開放感を手に入れることができるカブリオレ。

内装が丸見えのカブリオレだけに、インテリアカラーやデザインにはもうひと工夫欲しいところ。

ボンネットに開いたエアインテークがクーパーSの証。

標準のタイヤサイズは195/55R15。写真のオプションとなる17インチホイールのタイヤサイズは、205/45R17だ。

ホットな走りを予感させるクーパーSのロゴ。

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6AT追加! エクステリアの変更はなし。

 先代ミニの面影を残しながらも、BMWの傘下となったことで現代の高い安全性や快適性を手に入れた現行型ミニ。デリバリーが始まったのは02年3月からだが、そこから2ヶ月遅れでラインナップに加わったのが、スーパーチャージャーを搭載した最上級モデルのクーパーSだ。クーパーSは登場時から6MTの設定しかなかったが、遂に6速ATを搭載したモデルが追加された。

 クーパーSはスーパーチャージャーが搭載されるため、ボンネットフード先にインタークーラー冷却用の大きなエアダクトが設けられているのが特徴。他にもリヤスポイラーや2本出しのマフラーなど、スポーツモデルらしいアイテムが標準装備されている。

 ルーフとミラーの色はホワイトがブラックから選ぶことができ、フロングリル内のルーバーはボディ同色(Oneはブラック、クーパーはメッキ)となる。6MTと6ATとでは外観上の差別化は図られていないので、外からMTとATを判別することは難しい。

 04年9月に追加されたコンバーチブルにもクーパーSが用意されており、今回はコンバーチブルにも6ATが設定された。また、コンバーチブル登場時に、全モデルでフロントバンパーを中心に小規模なフェイスリフトが行われていることもあり、今回はエクステリアに変更点はない。

代表グレード
クーパーS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3,655×1,690×1,445
車両重量[kg]
1,210
総排気量[cc]
1,598
最高出力[ps(kw)/rpm]
170(125)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
(220)/4,000
ミッション
6AT
定員[人]
税込価格[万円]
295.05
レポート
岡島裕二
写真
佐藤靖彦
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