フィットと共通のプラットホームを採用するだけに、室内空間の広さは相当なもの。燃料タンクを前席のシート下に配置するセンタータンクレイアウトによって、後席の足元は広々としている。さらに後席のシートをワンタッチで簡単にダイブダウンさせてフラットなラゲッジスペースを作ったり、あるいは座面部分をチップアップさせて背の高い荷物を積むようにできるなど、フレキシブルな使い勝手を実現している。
ラゲッジスペースの広さはコンパクトワゴンの中でも随一であり、なおかつ使い勝手の良さがあるのだから、相当に魅力的なステーションワゴンであるのは確か。
居住空間もゆったりしており、前後のシートのヒップポイントの間隔は900mmを超えている。後席の足元にゆったりした空間が広がるのも当然だ。
インテリア爽快感にはスカイルーフも大きく影響している。電動式のサンシェードを開くと、そこには大きな空が広がっており、鳥が飛ぶような感覚の運転を楽しむことができる。ガラスはUVカット、IRカットなどの機能を備えた高機能のプライバシーガラスなので、外から覗き込まれることもなく、また日焼けや暑さを和らげてくれる。