クライスラー ジープ・コマンダー
ジープ・コマンダー

先代チェロキーにも通じるスクウェアなボディスタイルがジープ・コマンダーの大きな特徴。この中に7人が納まるというのだ。

ジープ・コマンダー

ジープ・コマンダーのカットモデル。スクウェアなボディなので、4700mm強というスケールの中でもゆとりを作り出すことが出来たのだ。

ジープ・コマンダー

3列シートなのでボディは大きいように思われるが、全長は約4.7m、全幅は約1.9、全高は約1.8とそれほど大きくないのである。

ジープ・コマンダー

2列&3列目は分割可倒式。そしてフルフラットにも。この広大なスペースは、下手なミニバンをしのぐことであろう。

ジープ・コマンダー

程よくゴージャスで、程よくシンプルなインパネ周り。きっと、使い勝手に優れているのであろう。

日本導入が最も望まれるであろう新型アメリカンSUVだ!

 ジープといえば4WD車の代名詞ともいえるほど世界中に名のとおったブランド。事実、ダイムラー・クライスラーがジープ・ブランドからリリースするモデルはラングラーも、チェロキーも、そしてグランドチェロキーも史上最強レベルの悪路走破性を備えている。
 そんなジープ・ファミリーに新しくコマンダーが追加されることとなった。そのお披露目となったのが3月下旬に開催されたニューヨークオートショー。06年モデルで登場するジープ・コマンダーはジープ史上初の3列シートを備えたモデルということで市販されるとアナウンスされたのだ。
 ジープ・コマンダーの大きな特徴といえば、直線を基調としたボディと3列シート。先代チェロキーにも通じるスクエアなボディに隠された3列シートはフロントより徐々にアイポイントが高くなっていく配置となっており、居住性と快適性の両立をはかっている。また、定規で線を引いたようなまっすぐなボディラインで構成されるので、室内空間に無駄なスペースが一切ない。それに2列目&3列目シートが完全フルフラットになることもあいまって、とんでもなく広大なラゲッジスペースが現れてくるというのである。
 このジープ・コマンダーに用意されるエンジンは5.7リッターV8HEMIエンジン、4.7リッターV8エンジン、3.6リッターV6エンジンの3種類。トランスミッションは5速ATのみとなっているが、3.6リッター車と4.7リッター車、5.7リッター車では違うタイプのトランスミッションが搭載され、エンジンのもちうる性能の全てを発揮できるような配置となっている。
 駆動方式は当然のようにクォドラドライブIIと呼ばれるジープ自慢の4WDシステム。サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアが5リンクとなっている。
 アメリカでは06年モデルとして市販されることが決定しているが、日本では未定とのこと。爆発的にヒットした先代チェロキーにも通じるコマンダーの、ぜひとも早い日本導入が望まれるところだろう。
 
【05ニューヨークオ−トショー】

市販モデルがついにお目見え! 北米仕様のレクサスIS!!!!

なんとレクサスGSにハイブリッドが登場するのだ!!!!

代表グレード
リミテッド
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4787×1899×1826
総排気量[cc]
5654
最高出力[ps(kw)/rpm]
330 (246)/ 5,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
509 N・m (375 lb.-ft.)/ 4,000 rpm
ミッション
5AT
定員[人]
7
レポート
神田卓哉(221616.com編集部)
写真
ダイムラー・クライスラー日本