昨年デビューしたアストラのハッチバックに続き、ステーションワゴンも日本に導入されることになった。ヨーロッパでは使い勝手などの面からステーションワゴンの人気が高く、日本でもヨーロッパ車のワゴンは良く売れている。新型アストラでもワゴンが売れ筋モデルになるはずだ。
ワゴンといえば、オペルはワゴンの本家ともいうべき存在だ。今から50年以上も前、1953年に発売したレコルト・オリンピアでは最初にステーションワゴンのボディ形状を採用している。オペルではステーションワゴンをキャラバンと呼ぶが、これも「カー&バン」から作ったオペルの造語である。
今回のアストラワゴンは、ハッチバックに対してホイールベースを90?延長し、ボディサイズは265?も長くしている。これによって生まれた空間を後部のラゲッジスペースを中心に配分し、大きな荷室空間を持つ使い勝手の良いステーションワゴンとしている。
外観デザインはボディの延長に伴ってルーフが延長されているが、ハッチバックの持つダイナミックなイメージを損なうことなく、いかにもスポーティな雰囲気のワゴンに仕上げられている。