スゥッと真っ直ぐに伸びたルーフラインがハッチバックとは、まったく違うサイドビューを演出。

テールゲートは低く、そしてワイドに開く。

フロントフェイスは、ハッチバックと同じ。この部分だけでは、ワゴンとハッチバックの区別はつかない。

1.8スポーツと2.0ターボスポーツには、215/45ZR17のタイヤにアルミホイールが組み合わされる。1.8CDは205/55R16タイヤとスチールホイールの組み合わせとなる。

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リヤサスもコンパクト化し、使い勝手を重視

 昨年デビューしたアストラのハッチバックに続き、ステーションワゴンも日本に導入されることになった。ヨーロッパでは使い勝手などの面からステーションワゴンの人気が高く、日本でもヨーロッパ車のワゴンは良く売れている。新型アストラでもワゴンが売れ筋モデルになるはずだ。

 ワゴンといえば、オペルはワゴンの本家ともいうべき存在だ。今から50年以上も前、1953年に発売したレコルト・オリンピアでは最初にステーションワゴンのボディ形状を採用している。オペルではステーションワゴンをキャラバンと呼ぶが、これも「カー&バン」から作ったオペルの造語である。

 今回のアストラワゴンは、ハッチバックに対してホイールベースを90?延長し、ボディサイズは265?も長くしている。これによって生まれた空間を後部のラゲッジスペースを中心に配分し、大きな荷室空間を持つ使い勝手の良いステーションワゴンとしている。

 外観デザインはボディの延長に伴ってルーフが延長されているが、ハッチバックの持つダイナミックなイメージを損なうことなく、いかにもスポーティな雰囲気のワゴンに仕上げられている。

代表グレード
アストラ・ワゴン1.8スポーツ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,520×1,760×1,475
車両重量[kg]
1,320
総排気量[cc]
1,795
最高出力[ps(kw)/rpm]
125(92)/5,600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
17.3(170)/3,800
ミッション
4AT
定員[人]
税込価格[万円]
280.0
発売日
2005年1月20日
レポート
松下 宏
写真
佐藤靖彦
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