U、X、RSの以外のグレードには、タコメーターは装着されない。

センターメーターのため、ステアリング前方はアッパーボックスと呼ばれる収納スペーに。

これでもかっ! ってほど、収納スペースが確保されているのもヴィッツならでは。

前モデルより10ミリ程度アップライトになったフロントシート。シートの上下アジャスターは45ミリあり、背の低い女性でも最適なドライビングポジションがとれるよう工夫がされている。

一部のグレードを除くが、リヤシートはリクライニングや最大150ミリの左右独立スライド機能が装備される。

リヤシートは6:4の分割可倒式。

リヤシートをチルトダウンすると、広大なラゲッジルームが出現。738リッターもの容量を誇る。

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居住空間は大幅に向上!

 インテリア回りで注目されるのはやはり室内空間の広さだ。特に後席に座ったときに前のモデルとの違いを感じる。その後席はグレードや駆動方式によっても設定が異なるが、1.3L車を中心にスライド&リクライニングが可能なリヤシートが用意された。ボディサイズを拡大した効果が最も良く表れているのはこの点で、使い勝手の良い後席になった。これは多分に競合車のフィットを意識したところもあるだろう。従来のモデルは合理的なパッケージングとはいえ、さすがに室内空間が狭かったので、今回のモデルはこの点がグンと良くなった。

 インテリアのデザインでは縦長のインストセンター部分の造形が大きな特徴。センターメターはグレードによってタコメーターの有無などが異なるほか、湿度コントロール機能付きオートエアコンかどうかやカーナビを装着するかどうかなどで、インテリア回りの雰囲気が変わってくる。

 装備の充実度では1.3Uが注目される。シート表皮がハイグレードタイプのものになるなど、全体に豪華な装備が用意されるからだ。バリエーション上は1.5Lエンジンの搭載車だけに設定されるXより上に位置する。

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代表グレード
1.3F 2WD
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3750×1695×1520
車両重量[kg]
1010
総排気量[cc]
1296
最高出力[ps(kw)/rpm]
87(64)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
12.2(120)/4400
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
21.5
定員[人]
税込価格[万円]
121.8
発売日
2005年2月1日
レポート
松下 宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム