インテリア回りで注目されるのはやはり室内空間の広さだ。特に後席に座ったときに前のモデルとの違いを感じる。その後席はグレードや駆動方式によっても設定が異なるが、1.3L車を中心にスライド&リクライニングが可能なリヤシートが用意された。ボディサイズを拡大した効果が最も良く表れているのはこの点で、使い勝手の良い後席になった。これは多分に競合車のフィットを意識したところもあるだろう。従来のモデルは合理的なパッケージングとはいえ、さすがに室内空間が狭かったので、今回のモデルはこの点がグンと良くなった。
インテリアのデザインでは縦長のインストセンター部分の造形が大きな特徴。センターメターはグレードによってタコメーターの有無などが異なるほか、湿度コントロール機能付きオートエアコンかどうかやカーナビを装着するかどうかなどで、インテリア回りの雰囲気が変わってくる。
装備の充実度では1.3Uが注目される。シート表皮がハイグレードタイプのものになるなど、全体に豪華な装備が用意されるからだ。バリエーション上は1.5Lエンジンの搭載車だけに設定されるXより上に位置する。