全幅は5ナンバーサイズいっぱいの1,695ミリとなり、コンパクトカーとは思えないほどのドッシリとした安定感をもつ。ちなみに、ブレーキランプはLEDを採用。

ヴィッツにはちょと派手めのカラーも良く似合う。ちなみに、ボディカラーは全11色。

写真は1リッター直3エンジン(71馬力)を積んだ1.0B。価格は105.0万円(税込み)とリーズナブル。

1.5リッターエンジン(110馬力)を積むRSは、CVTの他にマニュアルも用意される。

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ひと回り大きくなり、余裕の空間を確保

 ヴィッツは初代モデルが大ヒットしたクルマだ。CIの変更によるネッツ店の展開とタイミングを合わせたことがヒットした理由のひとつだが、クルマそのものも、存在感のある個性的なデザイン、合理的なパッケージングによってミニマムなサイズのボディの中に大人が座れる空間を確保したこと、必要にして十分な走りの性能を備えたこと、コンパクトカーらしい経済性の高いクルマに仕上げたことなどが評価されたポイントだ。

 今回のモデルは、モデルチェンジというよりも新しいクルマを作るような意気込みで開発が進められたというが、従来からのヴィッツの良さをきちんと継承発展させるクルマに仕上げられている。

 新型になって最も大きく変わったのはパッケージングだ。ボディの全長とホイールベースが100mm前後長くなったことで、リヤシートの足元に余裕が生まれたほか、ちゃんと荷物を積めるラゲッジスペースが確保された。

 外観デザインもボディサイズの拡大を反映したものになった。全体的には従来のヴィッツのイメージを継承しながらも、フロント回りなどは一段と個性を際立たせ、サイドビューはボディの延長がはっきりと分かるデザインになった。


 

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代表グレード
1.3F 2WD
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3750×1695×1520
車両重量[kg]
1010
総排気量[cc]
1296
最高出力[ps(kw)/rpm]
87(64)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
12.2(120)/4400
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
21.5
定員[人]
税込価格[万円]
121.8
発売日
2005年2月1日
レポート
松下 宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム