クライスラー JEEP Hurricane
JEEP Hurricane

4駆らしいタフなエクステリア。走行状況にあわせて4、8、12、16気筒と使い分ける。

JEEP Hurricane

円形のメーター類が横一列にズラリと並ぶ。4駆とはいえ、まるでレーシングカーのようなインパネだ。

JEEP Hurricane

物々しいレバーが2つ? クルマというより戦闘機のようなレバーが並ぶ。

JEEP Hurricane

鮮やかな赤いバケットシート。かなりタイトなコックピットだ。

最小回転半径「ゼロメートル」?!

 クライスラー・グループはデトロイト・ショーで3台のコンセプトカーを出展してきたが、その中でももっとも注目度が高かったのが、ハリケーンだ。とにかくそのプロフィールすべてが究極的で、まずエンジンは1基だけでも話題性十分な5.7LV8HEMIを、なんと2基搭載!!車両の前後に 335psを発するユニットが積まれ、合計で670psのマキシマムパワーと102.4kgmものトルクを叩き出すのである。さらに興味深いことに、走行シーンにあわせて4気筒/8気筒/12気筒/16気筒の切り換えが可能。またハリケーンはフロントとリヤのタイヤを内側に向けること(ハの字型になる)ができるため、方式は違うが戦車のようにその場で回転し続けることができるのである。まさに最小回転半径0mカー。オート4輪操舵システムが採用されており、4輪すべてを同方向に向けて(しかも4輪すべてが駆動輪)カニのように移動できるため、ハリケーンが走れない場所はないという。