人気のワゴンRの魅力が環境性能とお買得感をよりいっそうアップ!
スズキは12月15日、人気の軽自動車ワゴンRの排ガス性能と内装などを改良したと発表した。
排ガス性能アップの対象となったのは、ワゴンRのターボモデル。今まででさえも、自主規制いっぱいいっぱいの64馬力と低燃費を実現していたのに、4WDの4AT車についてはよりいっそう排ガス性能を向上させ、平成17年排出ガス基準75%低減レベルとしたのだ。
この改良と同時に行われたのが、インテリアの質感アップ。シート表皮を変更し、手触りの良い起毛タイプの生地を採用、さらにドアトリムのデザインを変更をおこなった。他にもシート地と同柄のファブリックを貼付して質感を一層高め、またA4サイズの地図が収納できる便利な大型タイプのドアポケットを装備。使い勝手と質感の向上に命を燃やしているかのようなリッターカーに追いつけ追い越せの改良が行われたということである。
また、今回の一部改良にあわせてスポーティーな内外装を採用し上級タイプのオーディオを装着した、お買い得な特別仕様車FT-Sリミテッドと、FX-Sリミテッドも登場させた。
FT-Sリミテッドは、大型で力強いデザインのフロントグリルとRRと同じ角型フォグランプ内蔵のスポーティーなフロントバンパーを採用し、FX-Sリミテッドはメッキフロントグリルとフロントアンダースポイラーを採用し、車体前部のデザインを力強くスポーティーに演出。また、14インチのアルミホイールを装着するとともに、車高を10mm下げ、スポーティー感も演出した。インテリアでは2DINサイズのオーディオセット(MD/CDステレオ+6スピーカー)を搭載したことが大きく際立つほかに、黒色と銀色のツートーンに革を貼り分けた本革巻ステアリングホイールも標準装備。あたかも、これにあわせてカラーコーディネートをおこなったかのように、黒色基調の落ち着いた柄の専用ファブリックシート表皮や、ドアハンドルにメッキ処理を施した他、ドアトリムの一部にシルバー塗装を採用したのである。
ここまでの内容でFT-SリミテッドはFTをベースに特別仕様を装備して8万4千円高で、FX-SリミテッドはFXをベースに特別仕様を装備して6万3千円高に落ち着いているのだから、超お買得。価格はFX-SリミテッドのFFが107万6250円、4WDが119万3850円。FT-SリミテッドのFFが121万2750円、4WDが133万350円となっている。
今までも、数々のお買得車攻勢でライバルに差をつけてきたワゴンR。ムーブ3兄弟という強力な敵もこのFT-SリミテッドとFX-Sリミテッドの攻撃により、打破できるのであろうか?