PTクルーザーはダイムラー・クライスラーのクライスラー部門が開発したクルマで、日本市場ではこのモデルによってクライスラーをアメリカ車のナンバー1に引き上げてきた。2000年の発売以来の累計販売台数は1万台を突破したという。
ハードウェアの基本はネオンをベースにしたもので、これにクラシカルなイメージの外観デザインを組み合わせている。古き良き時代のアメリカを思い出させるような外観デザインは、クライスラーデザインの面目躍如というところだ。
今回のマイナーチェンジでは搭載エンジンの排気量を2000ccから2400ccに拡大すると同時にターボ仕様のエンジンを搭載したGTを設定するなどの変更を加えている。PTクルーザーには先にカブリオレが設定されているが、2400ccエンジンはそのカブリオレに搭載されたのと同じエンジンである。排気量の拡大ほどにはパワー&トルクの数字は向上しないが、性能は確実に向上している。なおターボ仕様のGTは05年1月からデリバリーされる。