コンパクトクラスといいながらも、全幅は1760ミリと3ナンバークラス。存在感も十分になる。

エッジの効いたウェッジシェイプボディが、もっともアストラらしさをアピール。

外観上でターボスポーツであることをアピールしているのは、リヤのエンブレムとクローム化されたグリル程度。もう少し、ホットモデルらしい差別化が欲しいところ。

先代より145ミリ延長され4255ミリとなった全長。2615ミリのロングベースの恩恵で、快適な空間を確保。

奥行き感のあるヘッドライトで、立体的な造形を可能とした。

1.8CDのみ205/55R16のタイヤとスチールホイールの組み合わせ。それ以外は、215/45R17とアルミホイールの組み合わせとなる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

クラス唯一の総合制御シャシーシステムIDSプラス搭載!

アストラはヨーロッパではゴルフやプジョー307など各社の主力モデルが揃う激戦区にあるクルマで、日本でもヨーロッパのライバル車と激戦を展開することになる。一般にはコンパクトカーと呼ばれるセグメントながら、現在では衝突安全への対応などからワイドボディ化が進んでおり、アストラに限らずどのクルマも3ナンバー車となっている。

今回のモデルでは、取り敢えず5ドアハッチバックのみがデビューしたが、際立つデザインやインテリア回りの品質感、優れたシャシー技術による操縦安定性の高さなどがポイントとなる。特にIDSと呼ぶ独自の電子制御サスペンションはコンパクトクラスで初採用となる高級な仕様である。

ひと回り大きくなった5ドアボディの外観デザインは、全体に質感を高めると同時に、スポーティな迫力を感じさせるものに仕上がった。太めのCピラーによって表現された存在感など、このクラスでも特徴的な1台に仕上がったといえる。

代表グレード
1.8スポーツ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4255×1760×1470
車両重量[kg]
1270
総排気量[cc]
1795
最高出力[ps(kw)/rpm]
125(92)/5600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
17.3(170)/3800
ミッション
4AT
定員[人]
税込価格[万円]
265.0
発売日
2004年11月6日
レポート
松下 宏
写真
菊池一仁
スタイル インテリア 走り&メカニズム