インテリア回りの雰囲気は全体的にはメルセデス・ベンツならではのロジックによって構成されており、操作系なども基本的にメルセデス・ベンツの文法に従って作られている。ただ、サイドブレーキが足踏み式でなくシート脇のレバーによる通常の方式となるなど、スポーツカーならではの仕様も用意される。
より上級のスポーツカーに変身したこともあって、装備の中身なども格段に豪華なものになっている。本革巻きの3本スポークステアリングホイール、VICS/ETC対応DVDナビゲーション、ハーマンカードンのサウンドシステム、機能を高めた左右独立調整のクライメートコントロールなどが装備される。
オープン走行時の快適性を高めるための装備として、乗員の首の回りに暖気を送る新機構のエアスカーフが採用されたほか、シートの後方にエアロボードを設置して風の巻き込みを抑えている。メルセデス・ベンツらしく、左右のSRSエアバッグやサイドエアバッグなど安全装備の充実度も高い。