旧型モデルに当たる初代SLKはコンパクトなボディに4気筒エンジンなどを搭載した手頃なライトウエイトスポーツだったが、フルモデルチェンジを受けた2代目モデルは、より上級の本格的なスポーツカーに変身してきた。搭載エンジンもV型6気筒の3.5LとV型8気筒の5Lで、もはやライトウエイトスポーツではなくなっている。
外観デザインはフロント回りなどにF−1のマクラーレン・メルセデスのイメージを取り入れており、一段と迫力のあるスポーツ性が表現されている。AMG仕様のモデルになるとエアロパーツの装着によって格段にスポーティな雰囲気が演出されている。
バリオルーフと呼ぶスチール製のルーフが開閉する方式は従来のモデルと共通。1台のクルマでクーペの快適性とフルオープンの爽快な走りが得られる仕組みだ。新機構を採用することで開閉時間が短縮されたほか、リモコンキーによる開閉も可能になった。またオープンにしたときのトランク容量も拡大して実用性を高めている。