今回、新搭載された3500ccV6エンジンは、最高出力272馬力を発揮するもので、280馬力のスポーツモデルと肩を並べる性能を持っていると言える。
基本構造が後輪駆動(FR)ということもあって、クルマの挙動は自然なもの。また、それをベースにした4WDも、サスペンションが改良されて、しなやかさをもった上級ワゴンならではの落ち着いた走りを演出している。
従来のターボエンジンのような高回転域の爆発的なパワー感はないものの、高級車としてのパワフルさは十分。
組み合わされる変速機は5速ATで、マイナーチェンジによって、ギアセレクト式のマニュアルモード付きに進化した。これによって、様々な走行状況に応じた変速がドライバーの意志をベースに楽しめるようになった。