1300cc直4DOHCエンジンには連続可変バルブタイミング機構を採用し、全域で元気の良い走りをねらう。

4速ATの仕上がりは良く、変速ショックの少ないドライブが楽しめるのはトヨタらしい味付けだ。

スライドドアは構造上、重くなってしまう。しかも左側にのみ装備されているので、キビキビした走りは得られにくい。

1300ccの走りで満足できない人は上級の1500ccモデルを選べば良い。装備も一層充実したものとなっている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

1300ccで物足りない人は1500ccがおすすめ

 今回試乗したのは最高出力85馬力を発揮する1300ccモデル。車両重量が1090kgと比較的重めなので、走りが特段軽快というわけではないが、それでも遅いという印象はない。高速道路で遠くまでドライブするなら1500ccがおすすめとなる。
 少々奇抜とも言えるデザインなので、若い人なら抵抗なく乗れるだろう。一方、年配者にはこのデザインは抵抗があるかもしれない。
 エンジンをかけてアクセルペダルを踏み込む。エンジン音は静かとは言えず、それなりのエンジン音を響かせて加速していく。レッドゾーンまで引っ張るのはちょっと気が引けるが、エンジンを回せば元気な走りは得られる。
 ATは良くできており、加速していっても変速ショックはほとんど感じられない快適な走りが可能だ。
 ハンドルの味付けは極々普通のレベルだが、スピードを出すと少々不安が出る。あまり飛ばさずに、ファミリーなどでゆったりと話しをしながらドライブを楽しむのが良いだろう。

代表グレード
130i・Cパッケージ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3990×1690×1720
車両重量[kg]
1090
総排気量[cc]
1298
最高出力[ps(kw)/rpm]
87(64)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
12.3(121)/4,400
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
16.4
定員[人]
5
税込価格[万円]
149.1
発売日
2004年6月
レポート
オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
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