車で使えるWiFi・ルーターおすすめ4選!月額料金や通信品質も比較

車で使えるWiFi・ルーターおすすめ4選!月額料金や通信品質も比較

車載用WiFiルーターとモバイルWiFi(ポケット型WiFi)ルーターのおすすめ商品をご紹介しています。容量無制限のプランやプリペイドで月額無料のプラン、それぞれの通信品質などを表で比較し、料金のシミュレーションも公開していますので、参考にしてください。

自分に合う車用のWiFiはどれ?

車内wifiの選び方の図

車でWiFiを利用する場合は、テザリングを利用する方法を除いてWiFiの契約とルーター端末の購入・レンタルが必要です。
どのようなサービスを選択すべきかは人それぞれですが、ここでは4つのおすすめ商品をご紹介しています。

まずは上記の質問に回答し、おすすめサービスをチェックしてみてください。

【おすすめWiFi・ルーターの詳細を見る】

車でWiFiを使う方法

車でWifiを使う方法は、以下の3つです。

  • 方法①車載用WiFiを使う
  • 方法②モバイルWiFiを使う
  • 方法③スマホなどのテザリングを使う

方法①車載用WiFiを使う

車専用のWiFiルーターを使う方法です。シガーソケットに挿すだけで利用でき、電源も車のバッテリーから確保できます。ただしシガーソケットから電源を取っているため、エンジンがかかっていないとWiFiを利用できません。

【メリット】

  • 高温や低温に強く、壊れにくい
  • コンパクトで場所を取らない

【デメリット】

  • 車外では使えない
  • エンジンを切ると使えない

方法②モバイルWiFiを使う

モバイルWiFi(ポケット型WiFi)を契約すれば、車のエンジンがかかっていない時や車外でもWiFiを利用できます。ただし端末のバッテリー残量には注意が必要です。

【メリット】

  • いつでも、どこでも使える
  • プロバイダーが多く、料金プランも幅広い

【デメリット】

  • ルーター本体の充電が必要
  • 車載用ルーターに比べて高温・低温に弱い

方法③スマホなどのテザリングを使う

スマホやタブレットのテザリング機能を利用すれば、新たな端末の購入やWiFiサービスの契約が不要です。ただしテザリング元の端末のバッテリーやデータ容量を激しく消費します。

【メリット】

  • 端末の購入やサービス契約が不要で手軽

【デメリット】

  • テザリング元のバッテリー消費量が増える
  • テザリング元のデータ容量への配慮が必要

車で使えるWiFiおすすめ商品4選

ここでは、車で使う上でおすすめのWiFiサービス及びルーターを4種類ご紹介します。

おすすめ商品 データ容量 利用回線 月額料金 端末代金 最大通信速度
①DCT-WR100D
※docomo in Car Connect
無制限 ドコモLTE 1,100円
※365日プランの場合
27,500円 下り150Mbps
上り50Mbps
②カシモWiMAX
※縛りなしSA端末プラン
無制限 WiMAX5G
au4G/LTE
初月1,408円
2ヶ月目~4,818円
27,720円
※3年利用で実質0円
下り3.9Gbps
上り183Mbps
③楽天モバイル
※Rakuten最強プラン
無制限 楽天4G
au4G
1,078円~3,278円
※データ使用量による
7,980円
※キャンペーン適用で1円
下り150Mbps
上り50Mbps
④リチャージWifi 10~100GB
※有効期限1年
クラウドSIM
※各社4G/LTE
なし 9,980~23,382円
※データ容量付き
下り150Mbps
上り50Mbps

①車載用WiFiルーター「DCT-WR100D」

パイオニア「DCT-WR100D」の製品ページより(2024年3月8日時点)

パイオニアが販売している車載用Wifiルーターです。ドコモの車専用インターネット接続サービス「docomo in Car Connect」を契約することで利用できます。

【商品の魅力】

  • データ容量無制限
  • 事務手数料なし
  • 利用期間の選択が可能

端末代金は一律27,500円で、利用目的に応じて3つのプラン(1日/550円、30日/1,650円、365日/13,200円)を選択できます。例えば365日プランで1年使う場合、端末代金とプラン料金を合わせると、1ヶ月あたりの費用は約3,400円です。

エンジンを切った時や、エンジンをかけたままでも長時間停車した場合ではWiFiを使えません。なお同時接続は5台まで可能です。

②モバイルWiFi「カシモWiMAX」

カシモWiMAXのトップページより(2024年3月8日時点)

カシモWiMAXのモバイルルーターは、高品質な5G回線を利用できる点が大きな魅力です。動画を頻繁に視聴する人などにお勧めします。

【商品の魅力】

  • データ容量無制限
  • WiMAX5G回線の利用が可能
  • 3年利用で端末代実質0円
  • 最大16台まで同時接続可能

契約初月の利用料は1,408円ですが、2ヶ月目以降は月4,818円かかります。他社に比べて利用料金は高いですが、その分だけ通信速度に優れているのが特徴です。

また端末代を3年の分割払いにすると割引が適用され、実質0円となります(3年未満で解約する場合は残期間に合わせて端末代金が発生)。

③モバイルWiFi「楽天モバイル」

楽天モバイル「Rakuten WiFi Pocket 2C」の製品ページより(2024年3月8日時点)

楽天モバイルのモバイルWiFiでは、スマホでも有名な「Rakuten最強プラン」を利用できます。毎月の利用料金は3GB以下で1,078円、3GB超過~20GB以下で2,178円、20GB超過で3,278円とコスパに優れているのが特徴です。

【商品の魅力】

  • データ容量無制限
  • 無制限で使っても月額最大3,278円
  • キャンペーン適用で端末代金1円
  • 最大16台まで同時接続可能
  • 契約事務手数料なし

端末代金も安く、月々の通信量に応じて柔軟に料金が変化します。ただし利用できる回線は楽天及びauの4G回線に限られ、エリアによっては通信品質が悪いことも考えられます。

④モバイルWiFi「リチャージWiFi」

リチャージWiFiトップページより(2024年3月8日時点)

リチャージWifiは、「ギガ付きのルーターを購入し、それ以降の月額料金などはかからない」というシンプルな仕組みです。ギガを使い切ったらマイページで追加ギガを購入します。

【商品の魅力】

  • ギガの使い方が自由
  • 月額料金が発生しない
  • 契約事務手数料なし
  • 最大10台まで同時接続可能

利用をお勧めするのはデータ通信量の消費が少ない人と、WiFiの使い方が月ごとに異なる人です。カシモWiMAXや楽天最強プランでは、データ通信を全く行わなかった月でも月額料金が発生します。これに対してリチャージWiFiは、プリペイド式で購入したギガを好きなタイミング(1年以内)で使うことができます。

おすすめ商品で利用料金を比較

ここからは、4種類のWiFiプランやルーターを用いた場合にかかる料金をシミュレーションして比較します。

ケース①月8GBの利用で2年使う

  ①DCT-WR100D
※docomo in Car Connect
②カシモWiMAX ③楽天モバイル ④リチャージWifi
※100GB付き+追加100GB
事務契約手数料 0円 3,000円 0円 0円
端末料金 27,500円 9,240円
※分割払い割引適用
1円
※キャンペーン適用
25,980円
※100GB付き
利用料金 26,400円
※13,200円×2年
112,222円
※1,408円+4,818円×23ヶ月
52,272円
※2,178円×24ヶ月
6,980円
※追加100GBの料金
合計金額 53,900円 124,462円 52,273円 32,960円
1ヶ月あたり 約2,246円 約5,186円 約2,178円 約1,374円

月8GBしか使わない場合は、リチャージWiFiが圧倒的に得です。ただし動画視聴などをする場合、月8GBでは全く足りません。
一方、月20GB以下であれば楽天モバイルが最も安く済みます。楽天モバイルは月3GB超~20GB以下での利用料金が一律2,178円に設定されているからです。

ケース②月25GBの利用で2年使う

  ①DCT-WR100D
※docomo in Car Connect
②カシモWiMAX ③楽天モバイル ④リチャージWifi
※100GB付き+追加500GB
事務契約手数料 0円 3,000円 0円 0円
端末料金 27,500円 9,240円
※分割払い割引適用
1円
※キャンペーン適用
25,980円
※100GB付き
プラン利用料金 26,400円
※13,200円×2年
112,222円
※1,408円+4,818円×23ヶ月
78,672円
※3,278円×24ヶ月
34,900円
※追加500GBの料金
合計金額 53,900円 124,462円 78,673円 60,880円
1ヶ月あたり 約2,246円 約5,186円 約3,278円 約2,537円

1ヶ月あたりのデータ通信量が25GBまで増えると、パイオニアのDCT-WR100D(WiFiはドコモで契約)が最も得になります。ただしDCT-WR100Dは車外での使用やエンジンを切った状態での使用ができないため、車外でも利用したい場合は他の商品を選択しましょう。

ケース③月50GBの利用で3年使う

  ①DCT-WR100D
※docomo in Car Connect
②カシモWiMAX ③楽天モバイル ④リチャージWifi
※100GB付き+追加1700GB
事務契約手数料 0円 3,000円 0円 0円
端末料金 27,500円 0円
※分割払い割引適用
1円
※キャンペーン適用
25,980円
※100GB付き
プラン利用料金 39,600円
※13,200円×3年
17,0038円
※1,408円+4,818円×35ヶ月
118,008円
※3,278円×36ヶ月
118,660円
※追加1700GBの料金
合計金額 67,100円 173,038円 118,009円 144,640円
1ヶ月あたり 約1,864円 約4,807円 約3,278円 約4,018円

利用期間が長く、消費するデータ通信量が多い場合もDCT-WR100Dが得です。ただし月50GB以上利用するような場合は、動画の視聴などを楽しむことも多いはず。こうした場合は価格だけでなく、通信品質にもこだわった方が良いでしょう。カシモWiMAX以外では、使用環境によっては通信速度が遅く感じられることもあるようです。

【参考】月50GBはどれくらい?

「月にどれだけの容量が必要か分からない」という方は、以下の数値を参考にしてください。

サービス名 50GB利用時の目安
Spotify 約1万2,500曲
YouTube 約81時間
TikTok 約92時間
Netflix 約165時間
LINE通話 約2,775時間

車用のWiFiを選ぶポイントとは

車用のWiFiを選ぶ時には、以下のポイントを確認して商品を検討しましょう。

  • 料金
  • データ容量と通信速度
  • その他(バッテリー持続時間など)

料金(総額と料金体系)

WiFiの利用には契約事務手数料や解約料、ルーターの端末料金、データ通信利用料などがかかります。また支払いの方法も、毎月一定額を支払う方法やプリペイド方式があります。利用頻度や利用期間も踏まえながら、契約プラン等を選びましょう。

データ容量と通信速度

毎月20GB以下など、データ通信量があまり多くない場合はデータ容量に制限のあるプランの方が費用を抑えられるでしょう。一方、月20GBを超えて利用する場合はデータ無制限のプランを利用した方が得な場合も多いです。 またデータ通信量が多い人は動画などを視聴する機会も多いはずなので、通信速度も考慮しましょう。

その他(バッテリーの持続時間など)

その他に考慮すべき項目としては、例えば「バッテリーの持続時間」「最大接続可能台数」などが考えられます。

モバイルWiFiを利用する場合、充電切れでWiFiが利用できなくなっては元も子もありません。充電器を持ち運ぶ手間なども考えると良いでしょう。また大人数でWiFiを利用したい場合やガジェットが多い場合は、最大接続台数も確認してください。

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!