後付けエンジンスターターおすすめ10選!値段や選び方は?

【2024年】後付けエンジンスターターおすすめ10選!値段や選び方は?

エンジンスターターは社外品なら1~4万円程度で手に入り、なかには車内温度センサーなどを搭載した製品もあります。ここではエンジンスターターの選び方やおすすめ製品をご紹介するとともに、メリット・デメリットなども解説しています。

エンジンスターターとは

エンジンスターターの画像

エンジンスターターとは、建物の中など離れた場所から遠隔操作で車のエンジンを始動・停止できるアイテムです。寒い日にエンジンを温めたり、暑い日には予めエアコンを設定しておくことで車内を冷やしたりできます。

なかにはドアロック機能や車内温度センサーを備えた多機能型の製品もあります。欲しい機能と予算を考慮して製品を選びましょう。

値段は社外品で1~4万円程度

エンジンスターターは、メーカーの純正品と社外品から選ぶことができます。

純正品の値段は一般に3~6万円ほどです。動作不良のリスクが低く、安心して購入できます。一方社外品は1~4万円程度で購入でき、製品の種類も多いです。

取付費用は1~2万円程度

エンジンスターターを後付けする場合は、カー用品店などで取り付けを依頼するのがおすすめです。DIYで取り付けることもできますが、配線作業が必要で初心者には向きません。

取付工賃は概ね1~2万円が相場です。ただし車種や製品の種類によっては、5,000円程度で取り付けてもらえる場合もあります。

後付けエンジンスターターの選び方

後付けでエンジンスターターを購入したい場合、選び方のポイントは以下の3点です。

  • 単方向型か双方向型か
  • 対応距離は充分に長いか
  • 他の欲しい機能があるか

ポイント①単方向型か双方向型か

エンジンスターターは電波の送信方法で「単方向型」と「双方向型」に分けられます。単方向型は、エンジンスターターのリモコンのみ電波を飛ばすことが可能です。一方双方向型では、リモコンと車の双方から電波を飛ばすことができます。

双方向型は単方向型より製品価格が高いものの、リモコン操作後にエンジンの始動・停止を確認できたり、車内温度を確認できたりと多機能な製品が揃っています。

ポイント②通信距離は充分に長いか

エンジンスターターの通信距離は製品ごとに異なります。比較する際は、建築物などの弊害を考慮して計測された「実用通信距離」をチェックしましょう。

一般的なエンジンスターターの実用通信距離は250~500mほどですが、高性能な製品では1,000~2,000mの長距離にも対応します。

ポイント③他の欲しい機能があるか

エンジンスターターの中には、以下のような便利機能を備えた製品もあります。欲しい機能があれば、その機能の有無も確認しましょう。

機能 特徴
アンサーバック機能 エンジンの始動や停止ができているかを通知する
ドアロック機能 スターターのリモコンで施錠・開錠ができる
車内温度センサー機能 車内温度を確認できる。温度調整ができる場合も
オートストップ機能 車内が設定した温度になると、エンジンを停止する
タイマースタート機能 設定した時刻に自動でエンジンを始動させる
オートライト制御機能 エンジン始動時にヘッドライトを消灯し、バッテリー上がりを防ぐ
スマホ連動機能 スマホでエンジンスターターの操作ができる

【注意】適合車種の確認は必須

エンジンスターターは製品ごとに適合車種があり、「プッシュスタート車用」「ハイブリッド車用」など適合タイプもあります。年式によっても取り付けの可否は異なるので、購入前には必ずメーカーの適合表を確認しましょう。

なお、ドアロック機能やイモビライザー(カーアラーム)搭載の製品では、別途専用アダプターが必要なケースがあります。

【外部リンク】カーメイト|エンジンスターター車種別適合情報検索
【外部リンク】ユピテル|エンジンスターター ハーネス適応表

後付けのおすすめ製品10選

ここからは、後付けエンジンスターターのおすすめ製品(全て双方向型)をご紹介します。

番号 メーカー/製品名 Amazon価格
※2024/3/1時点
主な適合車種 実用通信
距離
カーメイト「TE-W5200A」 11,801円 国産DC12V AT車 500m
ユピテル「VE-E6610st」 13,000円 国産DC12V AT車 500m
カーメイト「TE-W7300」 15,154円 国産DC12V AT車 500m
コムテック「WR530」 16,980円 国産DC12V AT車 200~800m
カーメイト「TE-W73PSB」 17,290円 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
500m
ユピテル「VE-E9910st」 19,790円 国産DC12V AT車 2,000m
カーメイト「TE-W80PSB」 24,710円 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
1,500m
カーメイト「TE-W8000」 25,013円 国産DC12V AT車 1,500m
ユピテル「VE-E800ps」 25,657円 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
1,200m
カーメイト「TE-L60PSX」 27,521円 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
1,000m

①カーメイト「TE-W5200A」

Amazon価格
※2024/3/1時点
11,801円
主な適合車種 国産DC12V AT車
電波送信 双方向型
実用通信距離 500m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック等

アンサーバック機能が付いた格安の製品です。3つのボタンでシンプルに操作でき、操作結果をLEDライトの点灯で知らせてくれます。「とりあえず家を出る5分前にエンジンが付けば良い」といった人におすすめです。

②ユピテル「VE-E6610st」

Amazon価格
※2024/3/1時点
13,000円
主な適合車種 国産DC12V AT車
電波送信 双方向型
実用通信距離 500m
その他機能 ・アンサーバック等

ユピテル製品で最も安いエンジンスターターです。エンジンの始動・停止をLEDライトに加えて音階ブザーでも知らせてくれるため、操作後にリモコンを注視しなくてもエンジンの状態が分かります。簡単操作でアイドリングの延長なども可能です。

③カーメイト「TE-W7300」

Amazon価格
※2024/3/1時点
15,154円
主な適合車種 国産DC12V AT車
電波送信 双方向型
実用通信距離 500m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示等

カーメイトのエンジンスターターの中でもコストパフォーマンスに優れ、人気の高い製品です。画面表示で車内温度やアイドリングの残時間、車両バッテリー電圧などが表示されます。通信距離は特別長くないものの、自宅(特に一軒家)で使うには充分な製品でしょう。

④コムテック「WR530」

Amazon価格
※2024/3/1時点
16,980円
主な適合車種 国産DC12V AT車
電波送信 双方向型
実用通信距離 200~800m
その他機能 ・アンサーバック
・オートライト制御等

ドライブレコーダーなどを販売しているカー用品大手のコムテックですが、エンジンスターターはあまり販売していません。しかし、実用通信距離は最大800mと同価格帯の製品に比べて長めで、リモコンロッドアンテナを伸ばせば受信感度を上げることもできます。

⑤カーメイト「TE-W73PSB」

Amazon価格
※2024/3/1時点
17,290円
主な適合車種 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
電波送信 双方向型
実用通信距離 500m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示等

先にご紹介した「TE-W7300」のプッシュスタート車用の製品です。画面表示で車内温度やアイドリングの残時間、車両バッテリー電圧などが表示されます。カーメイトのエンジンスターターの中でもコストパフォーマンスに優れた製品です。

⑥ユピテル「VE-E9910st」

Amazon価格
※2024/3/1時点
19,790円
主な適合車種 国産DC12V AT車
電波送信 双方向型
実用通信距離 2,000m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示
・オートストップ
・タイマースタート等

機能性の高さと実用通信距離の点で、随一にお勧めできる製品です。タイマースタート機能があるので目覚まし時計のようにセットし、出勤前などにエンジンをかけ忘れる心配もありませんん。また実用通信距離も長く、マンションなど自宅から駐車場が少し離れている場合や外出先でも使いやすいです。

⑦カーメイト「TE-W80PSB」

Amazon価格
※2024/3/1時点
24,710円
主な適合車種 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
電波送信 双方向型
実用通信距離 1,500m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示等

長距離無線通信技術を採用し、実用通信距離を同社従来製品の3倍にした製品です。またオートストップ機能に近い「エコモード」機能を搭載しており、車内温度が適温に変化するか、エンジン始動時より±10度変化して5分経つとアイドリングが切れます。

⑧カーメイト「TE-W8000」

Amazon価格
※2024/3/1時点
25,013円
主な適合車種 国産DC12V AT車
電波送信 双方向型
実用通信距離 1,500m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示等

上述の「TE-W80PSB」のプッシュスタート車以外で使える製品です。実用通信距離が同社の従来製品に比べて3倍長く、オートストップ機能に近い「エコモード」機能も搭載しています。車内温度の状態を見て自動でアイドリングを切ってくれるので、切り忘れの心配もありません。

⑨ユピテル「VE-E800ps」

Amazon価格
※2024/3/1時点
25,657円
主な適合車種 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
電波送信 双方向型
実用通信距離 1,200m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示等

ユピテル製品の中で数少ないプッシュスタート車用のモデルです。実用通信距離が長く、機能性にも優れています。また液晶画面のバックライトを7色から選べる点も、ユピテル製品ならではの魅力です。

⑩カーメイト「TE-L60PSX」

Amazon価格
※2024/3/1時点
27,521円
主な適合車種 国産DC12V AT車
※プッシュスタート車
電波送信 双方向型
実用通信距離 1,000m
その他機能 ・アンサーバック
・ドアロック
・車内温度表示等

カーメイトから登場した新商品で、実用通信距離は同社従来製品の2倍、さらに低消費電力仕様の製品です。短距離走行が多かったり、電装品が多かったりする場合のバッテリー上がり防止に役立ちます。車内温度の変化に合わせてアイドリングを切る「エコモード」機能も搭載しています。

エンジンスターターに関するQ&A

Q. エンジンスターターのメリットは?

エンジンスターターのメリットは、主に以下の2点です。

  • 暖機運転でバッテリー上がりを防げる
  • 乗車前に車内温度を調整できる

寒冷地など事前に車を温めた方が良い環境では、エンジンスターターが特に便利でしょう。また少しでも快適な状態で車に乗り込めることもメリットです。

Q. エンジンスターターのデメリットは?

エンジンスターターのデメリットは、主に以下の3点です。

  • 消費ガソリン量が増える
  • 車の不具合を見逃すことがある
  • エンジンルーム内の動物を巻き込むことも

エンジンスターターを使うのが当たり前になると、エンジンをかけた時の異音や警告灯の点滅に気づきにくいです。またエンジンルーム内に動物が侵入していた場合、その存在に気づかずエンジンを始動することになってしまいます。

Q. エンジンスターターを搭載できない車は?

MT車に関しては、搭載可能なエンジンスターターが非常に少ないです。また国産メーカーの製品は国産車を前提としているものが大半で、輸入車も搭載可能な製品が多くありません。

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!