
車のステッカーを貼っていい場所や違反になるケース、貼るおすすめ場所、ステッカーを貼るメリット/デメリット、種類などについて解説しています。
- 車にステッカーは貼っていい?
- ステッカーを貼っていい場所は?
- ステッカーを貼っていけない場所は?
- ステッカーを貼るおすすめ場所は?
- ステッカーにはどんな種類がある?
- ステッカーを貼るメリット/デメリットは?
- ステッカーの剥がし方は?
- 車をオシャレにしたい方へ
車にステッカーは貼っていい?
車へのステッカー貼り付けは、安全の妨げになる場所でなければ違反になりません。たとえば、車の塗装面や後部座席の窓なら、ステッカーを貼れる可能性が高いです。
一方、フロントガラスや前席の窓に私的なステッカーを貼ることは、道路運送車両法で禁止されています。また、リヤガラスでも後方確認等に支障が出るような貼り方は禁止です。
違反すると車検に通らず、罰金等が科される可能性もあります。
ステッカーを貼っていい場所は?
車において、私的なステッカーを貼れる場所は主に以下の3か所です。
- ボディ(塗装面)
- 後席の窓
- リヤガラス
ただし、これらの場所でも安全の妨げにつながるケースは違反となり得ます。
貼っていい場所①ボディ(塗装面)
車のボディ(塗装面)は、ステッカーを貼って違反になる可能性が極めて低い場所といえます。貼り付けによって安全の妨げになる心配がほとんどないからです。
ただし、「塗装面」と紹介しているように、ライト類やナンバープレートの上にステッカーを貼るのは禁止です。また、カメラやセンサーの上に貼るのも控えましょう。
貼っていい場所②後席の窓
後席の窓は、左右どちらもステッカーを貼ることができます。ただし、後側方の確認に支障が出る位置は避けましょう。
なお、後席の窓にステッカーを貼ると、開閉時に巻き込んで故障につながるおそれがあります。貼り方や素材には十分な注意が必要です。
貼っていい場所③リヤガラス
リヤガラスもステッカーを貼り付けることができますが、以下の2点を守りましょう。
- ルームミラーによる後方確認ができる
- ハイマウントストップランプを隠さない
大切なのは、安全の妨げにならないことです。ドライバーの後方確認や後続車への注意喚起に支障が出る貼り方は認められず、違反と見なされる可能性があります。
ステッカーを貼っていけない場所は?
以下の場所に私的なステッカーを貼ると、道路運送車両法違反と見なされる可能性が高いです。
- フロントガラス
- 前席の窓
貼っていけない場所①フロントガラス
フロントガラスに貼り付けられるのは、「道路運送車両の保安基準」で認められているものに限られます。たとえば、以下のものは貼ることが可能です。
- 各種標章(車検ステッカーなど)
- 貼り付け式のルームミラー
- 道路等に設置された設備との通信機器
- ドライブレコーダーの前方用・運転者用カメラ
- 車間距離の測定機器など
こまかな規定は保安基準および細目を定める告示に記載されていますが、基本的には「公的な標章」と「安全装備や状況把握のために貼る必要があるもの」といえます。また「公的」といっても、初心者マークなどをフロントガラスに貼ってはいけません。
ほかに、紫外線カット等のカーフィルムが許可されていますが、可視光線透過率が70%以上で透明なものに限定されています。
貼っていけない場所②前席の窓
前席(運転席・助手席)の窓も、貼っていいのは基本的にフロントガラスと同条件のものです。車検ステッカーやルームミラーはフロントガラスに貼られるので、実質的に貼れるものはほとんどありません。
ただし、盗難防止装置の存在を知らせるステッカーは貼り付け可能です。位置は、ガラスの下縁から100mm以下、ガラス開口部の後縁から125m以下と指定されています。
【参考】道路運送車両法での規定
ここでは、参考までに「道路運送車両の保安基準」の第29条(窓ガラス)の一部抜粋を掲載します。
3 自動車(被牽けん引自動車を除く。)の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、運転者の視野を妨げないものとして、ひずみ、可視光線の透過率等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。
4 前項に規定する窓ガラスには、次に掲げるもの以外のものが装着され、貼り付けられ、塗装され、又は刻印されていてはならない。
一 整備命令標章
一の二 臨時検査合格標章
二 検査標章
二の二 保安基準適合標章(中央点線のところから二つ折りとしたものに限る。)
三 自動車損害賠償保障法(昭和三十年法律第九十七号)第九条の二第一項(同法第九条の四において準用する場合を含む。)又は第十条の二第一項の保険標章、共済標章又は保険・共済除外標章
四 道路交通法第六十三条第四項の標章
五 削除
六 前各号に掲げるもののほか、運転者の視野の確保に支障がないものとして告示で定めるもの
七 前各号に掲げるもののほか、国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの
※出典:道路運送車両の保安基準
ステッカーを貼るおすすめ場所は?
今回は、ステッカーを貼るおすすめ場所として以下の5か所を紹介します。
- ①リヤボディ
- ②リヤガラス
- ③給油口カバー
- ④サイドボディ
- ⑤フロントバンパー/ボンネット
なお、おすすめ場所は貼り付ける人の技術量や「目立たせたいかどうか」とった狙いによって変わります。
おすすめ場所①リヤボディ
リヤボディにステッカーを貼るメリットは以下の通りです。
- 違反になる心配がほとんどない
- 後続車からステッカーがよく見える
- ステッカーが悪目立ちしにくい
リヤボディは走行中も後続車に認識してもらいやすく、それでいて極端に目立つことも避けられる位置です。バンパー付近や車種のロゴ近辺、また車種のロゴと対になる位置に貼り付ける人が比較的多いです。
おすすめ場所②リヤガラス
リヤガラスにステッカーを貼るメリットは以下の通りです。
- 後続車からより見やすい位置に貼れる
- 剥がすときに色ムラやキズになりにくい
- 安全を妨げなければ大きいものも貼れる
リヤガラスは後続車の乗員の目線により近い場所であり、信号待ちなどで車間距離が縮まったときに見てもらいやすいです。
また、ボディは紫外線の影響でステッカーの周囲のみ日焼けしたり、剝がす際に塗装まで剥がれたりするリスクがあります。リヤガラスなら車を傷つけずにシールを剝がしやすいです。
おすすめ場所③給油口カバー
給油口カバーにステッカーを貼るメリットは以下の通りです。
- 違反になる心配がない
- ワンポイントでオシャレに貼れる
- 悪目立ちしにくい
給油口カバーは面積が小さく、ステッカーをさり気なく貼りたい人におすすめです。貼れるステッカーのサイズも小さく、だからこそ初心者でも貼る作業を失敗しにくいです。
おすすめ場所④サイドボディ
サイドボディにステッカーを貼るメリットは以下の通りです。
- 違反になる心配がない
- 横長に大面積のステッカーを貼れる
- サイドボディをオシャレにできる
- 小さいステッカーなら悪目立ちしない
サイドボディであれば、サイドガーニッシュのような横一直線のステッカーを入れて車をスタイリッシュに仕上げたり、大型のステッカーで車をより目立たせたりできます。
ただし、面積が大きくなるほど貼り付けるのに技術が必要ですし、よく目立ちます。反対に、サイドボディでも小さく貼る程度の場合は目立ちにくいです。
おすすめ場所⑤フロントバンパー/ボンネット
フロントバンパー/ボンネットにステッカーを貼るメリットは以下の通りです。
- 違反になる心配がほとんどない
- 駐車場で見つけやすい
- 個性を出しやすい
フロントバンパーやボンネットは、後続車からすると見にくいですが、駐車したときによく目立ちます。そのため、似た車がまわりにある場合でも自車を見つけやすいです。
また、フロントバンパーやボンネットにステッカーを貼る人は比較的少ないので、個性を出しやすいです。
ステッカーにはどんな種類がある?
一口にステッカーといっても、実は以下のようにいくつか種類があります。
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| シール | ・安価 ・剥がれにくい ・種類が豊富 |
・剥がしにくい ・周囲が日焼けしやすい |
| マグネット | ・着脱が簡単 | ・貼れる場所が限られる ・場所によって落ちやすい ・周囲が日焼けしやすい |
| 吸盤タイプ | ・日焼けしない ・着脱が簡単 |
・目立ちにくい |
| マーキングフィルム | ・剥がれにくい ・デザイン性が高い ・複雑なデザインを選べる |
・貼り付けにはコツが必要 |
なお、最近はシールでも立体加工やメッキ加工が施されたものも存在します。
ステッカーを貼るメリット/デメリットは?
ステッカーを貼ると個性が表現できたり、他の車と識別しやすくなったりするメリットがありますが、剥がす際にキズが残るリスクなどもあります。
メリット/デメリットを理解して貼り付けるかどうか決めるのが大切です。
ステッカーを貼るメリット
車にステッカーを貼る主なメリットは、以下の通りです。
- 車で個性を出せる
- 自分の好みなどを表現できる
- 簡単に車をアレンジできる
- 他の車と見分けやすくなる
- 「録画中」など周囲に注意喚起できる
ステッカーは車の外観を簡単にアレンジしたり、自分らしさを表現したりするのに役立ちます。また、N-BOXなど流通台数が多い車であっても、出先で識別しやすくなります。
ステッカーを貼るデメリット
ステッカーを貼ることのデメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 貼る際に失敗すると見た目が悪い
- 色ムラができる可能性がある
- 剥がす際にキズや跡が残る可能性がある
- 査定額が下がる可能性がある
- 貼る場所次第で違反になる可能性がある
ステッカーで多くの人が気になるのは、色ムラや剥がす際のキズです。特に、塗装面にステッカーを長期間貼ると影響が出やすいです。また、査定額が下がるリスクもあります。
ステッカーの剥がし方は?
最後に、ステッカーをキレイに剥がす方法を解説します。基本的な方法は以下の通りです。
- ドライヤーでステッカーに熱をかける
- 温風を当てつつステッカーを端から剥がす
- お酢などでべたつきを取り除く
ステッカーの粘着性は、熱で弱まります。お湯をかける方法もありますが、人の火傷や、冬場ならガラスの熱割れに注意しましょう。
シールのべたつきが残った場合は、お酢やアルコールで拭くと取り除きやすいです。
なお、ガラス面に貼ったステッカーであれば、専用のスクレーパー(ヘラ)を使っても構いません。ボディの場合、スクレーパーを使うと塗装を剥がす可能性があります。
車をオシャレにしたい方へ
日々利用する車がオシャレだと、気分が上がります。以下の記事を参考に、オシャレな車やドラレコステッカーを探してみてください。
- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

