フローティングナビとは?主要メーカーの傾向とおすすめ製品6選

フローティングナビとは?主要メーカーの傾向とおすすめ製品6選

フローティングナビとは、ディスプレイが浮いたような形状のカーナビです。ここでは、フローティングナビのメリット・デメリット、選び方のポイント、主要メーカー(アルパイン、パイオニア、パナソニック、ケンウッド)の傾向、各社のおすすめ製品をご紹介しています。

フローティングナビとは

フローティングナビの画像

フローティングナビとは、ディスプレイ部分が本体から浮いているようなデザインのカーナビです。

大画面の製品が多く、ディスプレイが手前に出ているので視認性が高いです。また、操作性の高さといった良さもあります。

フローティングナビのメリット

  • 大画面で視認性が高い
  • 操作しやすい
  • 光の反射を受けにくい

冒頭でもご紹介したように、フローティングナビは大画面でディスプレイが手前に出ているからこそ視認性や操作性が高いです。
また、角度を調整できる製品が多く光の反射も受けにくいです。

フローティングナビのデメリット

  • 一般に保証期間が短い
  • ディスプレイが邪魔になることも
  • 見た目がスッキリしない
  • 悪路でディスプレイが揺れることも

フローティングナビは、そのほとんどが社外品。純正ナビであれば3~5年保証があるところ、社外品の保証は1年が一般的です。
また、エアコンの吹き出し口やスイッチ操作の邪魔になったり、見た目が悪かったりする場合もあります。

フローティングナビの選び方のポイント

フローティングナビの画像

フローティングナビを選ぶ際は、以下の4点に着目しましょう。

  • ①ディスプレイの大きさ
  • ②ナビ能力と地図の種類
  • ③地図の更新にかかる費用
  • ④その他の機能

①ディスプレイの大きさ

一般的なカーナビのディスプレイサイズは、7インチ前後が主流。一方、フローティングナビでは9~11インチの製品が多いです。

大画面であるほど視認性は高まりますが、ディスプレイが手前に出ることから「10インチでも11インチ相当に見える」ともいわれるので、10インチ程度でも充分でしょう。

②ナビ能力と地図の種類

ナビの能力を見るうえでは、自車の位置を把握するための「捕捉衛星数」と渋滞情報などを把握するための「道路交通情報システム」の種類・機能性をチェックしましょう。

  • 捕捉衛星数:理想は3つ以上
  • 道路交通情報システム:VICS WIDE搭載品が望ましい

また、メーカーによって採用している地図は異なります。ナビ画面のサンプル映像などを見て、自分に合うものを選びましょう。

③地図の更新にかかる費用

カーナビの地図更新の費用は、メーカーによって大きく異なります。

大手メーカーのなかで安いのはJVCケンウッドで「KENWOOD MapFan Club」会員なら年額約3,960円で更新できます。(※2025年5月30日時点)また、パイオニアも会員加入で費用を抑えられます。

④その他の機能

その他の機能としては、以下のような点に着目しましょう。

  • 音質や画質の良さ
  • Bluetooth機能の有無
  • ワンセグ/フルセグ対応の有無

なお、スマホベースでGoogleマップやその他アプリを活用するなら、ディスプレイオーディオを購入する選択肢もあります。

フローティングナビの代表メーカーと製品の傾向

ここでは、フローティングナビを販売している代表的なメーカーと製品の傾向を解説します。

①アルパイン|車種専用ナビを展開

アルパインは、11インチの超大型ディスプレイを備えた「フローティングビッグX」を販売。後席とも画面を共有したい場合におすすめのメーカーです。

また、アルパインは車種専用のカーナビも販売。一般的な製品では適合車種を細かくチェックする必要がありますが、特定車種の専用モデルなら愛車との親和性についても安心して選べます。

②パイオニア|多機能な製品が豊富

「カロッツェリア」のブランド名でカーナビを販売しているパイオニア。最新機能を備えた「サイバーナビ」と使い勝手やコスト重視の「楽ナビ」の2種類があり、後者からフローティングモデルが販売されています。

楽ナビは操作性が優れており、ベーシックなモデルを購入したい人におすすめです。

③パナソニック|有機EL採用製品あり

古くから国内外でブランド力抜群のパナソニック。フローティングタイプとして販売されているのは「ストラーダ」で、最新モデルには業界初の有機EL液晶が採用されています。

また、複数の動画配信サービスや自宅のレコーダーに録画した番組のリモート視聴に対応するなど、機能性も充実しています。

④JVCケンウッド|コスパ優良品が多い

「彩速ナビ」を展開しているケンウッド。他のメーカーより先んじて地図更新料の値下げを行っただけでなく、高価格帯ナビにある機能をエントリーモデルにも搭載し、コスパに優れた製品を販売しています。

オーディオブランドとしても評価が高いメーカーで、カーナビも高音質の製品が多く、音楽を楽しみたい人におすすめです。

その他の注目メーカー

「もう少し安価な製品で良い」という場合は、以下の2ブランドの製品をお勧めします。

メーカー名 特徴
デンソーテン 「イクリプス」というブランド名でカーナビを販売。トヨタ車などの純正ナビとしても採用されている。
ドリームメーカー 1999年創業の日本メーカーで、必要な機能を備えながらも他社に比べて安価な製品を販売。

フローティングナビおすすめ製品6選

今回は、主要メーカー4社とその他のメーカー2社からおすすめ製品をご紹介します。

製品名 ディスプレイ
アルパイン「フローティングビッグX 11 XF11NX2S」 11インチ
パイオニア「楽ナビ AVIC-RF721」 9インチ
パナソニック「ストラーダ CN-F1X10C1D」 10インチ
JVCケンウッド「彩速ナビ MDV-M911HDFNEW」 9インチ
デンソーテン「AVN-HS02F」 10.1インチ
ドリームメーカー 10.1インチ

①アルパイン「フローティングビッグX 11 XF11NX2S」

11インチのカーナビを展開しているのは、大手ではアルパインのみ。

適合車種は100車種以上で、ナビ起動時に車種専用のオープニング映像が流れます。iPhoneであればワイヤレスで連動も可能です。

ナビ機能については、4種類の衛星や6軸センサーで位置情報などを正確に把握。さらに、車両重量をもとに燃費効率を意識したルート提案も行ってくれます。

②パイオニア(カロッツェリア)「楽ナビ AVIC-RF721」

使い勝手の良い楽ナビシリーズ。ドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、契約すれば車内をWi-Fi空間として利用できます。

シンプルで大きめのアイコンが並び、直感的に操作しやすい点も魅力的です。よく使う検索をスムーズに操作できる「Doメニュー」なども搭載されています。

地図も見やすく、3D画面で見られる「スカイビュー」も選択できます。

③パナソニック「ストラーダ CN-F1X10C1D」

業界初の有機EL液晶を採用したフラッグシップモデル「CN-F1X10C1D」。画素数は他のフローティングナビと変わりませんが、よりコントラストが明確で美しい映像を楽しめます。

対応車種は約540車種。スマホ連携や多様な動画コンテンツを楽しめるほか、自宅のレコーダーで録画した番組をリモート視聴することも可能です。

④JVCケンウッド「彩速ナビ MDV-M911HDF」

MDV-M911HDFは、iPhoneやAndroidスマートフォンとのワイヤレス接続が可能で、ワイヤレス状態でも高画質・高音質を保ちます。また、フリックやピンチで気軽に操作できる点や音声操作が可能な点も魅力です。

3Dマップの表示や色合いなど「地図の見やすさ」にもこだわった製品で、多数の衛星やセンサーを使って的確にルート案内してくれます。

⑤デンソーテン(イクリプス)「AVN-HS02F」

大画面のフローティングナビでコストを重視するなら、デンソーテン(イクリプス)のHSシリーズがおすすめ。対応車種が400車種と多く、Apple CarPlay対応やBluetooth、HDMIなど基本的な性能は揃っています。

さらに低価格で購入したい場合は、2023年モデル「AVN-HS01F」も良いでしょう。

⑥ドリームメーカー「DPLAY-1011ATP-BOX」

フローティングナビで圧倒的な安さを誇るのが、ドリームメーカーの製品です。

こちらは1DINBOXセットで、基本的なナビ機能やBluetooth機能などを有していますが、音声は本体背面の内蔵スピーカーから出る点に注意が必要です。

フローティングナビに関するQ&A

Q. フローティングナビの価格目安は?

フローティングナビの価格は、人気メーカーの製品で概ね7万円~25万円程度です。

なお、同じフローティング型でもディスプレイオーディオであれば、数万円で手に入る製品も多くあります。

Q. 取り付けの費用相場は?

フローティングナビにはダッシュボード内に本体を取り付ける「インダッシュ型」と上部に取り付ける「オンダッシュ型」がありますが、それぞれの費用相場は以下の通りです。

依頼方法 ナビの設置タイプ 工賃の目安 所要時間の目安
購入店舗 インダッシュ型 1万5,000円~ 2時間前後
オンダッシュ型 3,000円~ 1時間前後
持ち込み インダッシュ型 2~3万円 2時間前後
オンダッシュ型 1万円前後 1時間前後

上記のように、工賃は「購入店舗での取り付けか持ち込みか」によって変わります。

Q. 地図を見ながら運転してもいい?

たとえカーナビであっても、地図を見続けながら運転することは「ながら運転」に該当し違反となります。地図を細かく見たい場合は、車を停止させて確認するようにしましょう。

Q. Bluetooth通話しながら運転してもいい?

運転中のスマートフォン操作は禁止されていますが、カーナビのBluetooth機能を使っての通話に関しては禁止されていません。

ただし、イヤホンなどを装着して周囲の音が聞こえないような状態で運転すると、道路交通法第70条「安全運転の義務」の違反と見なされる可能性があります。

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!