電気自動車の充電料金はいくら？スタンドの利用料金とガソリン代との比較

充電スタンドの利用料金

電気自動車の充電スタンドを利用した時の代金は、サービスによって異なりますが、一般に以下が一つの目安です。

【月額費用（充電認証カード）】

入会金・登録料：約1,500円

普通充電器の月額費用：約500円〜2,500円

急速充電器の月額費用：約1,500円〜5,000円

【時間ごとの費用】

普通充電器：約70円〜150円 / 1時間

急速充電器：約250円〜600円 / 30分

東京電力ホールディングスや中部電力、さらにトヨタやホンダなど自動車メーカーも出資しているe-Mobility Powerの充電サービスの場合、充電代金は以下のように設定されています（出典：e-Mobility Powerウェブサイト）。

「充電できる場所が少ない」と思われがちな電気自動車ですが、最近では充電スポットの数も増えています。

一般社団法人「次世代自動車振興センター」のサイトによれば、全国の充電スポット数は2万1000ヶ所以上。これは全国のガソリンスタンドの6割を超える数字です。

車種によって差がありますが、一般に急速充電の場合は「5分間でおよそ4km程度」の走行が可能だといわれています。そのため100km走るには、15分ほどの充電が必要です。

電気自動車は、充電スタンドだけでなく自宅でも充電が可能です。

家庭で充電した場合、電気代は契約している電力会社やプランによって異なりますが、1kWhは20～30円程度というのが一般的。

そのため40kWhバッテリーのリーフの場合、フル充電で322km（WLTCモード）走るのに大よそ800～1200円程かかる計算です。

ここからは、具体的に電気自動車の充電代と、ハイブリッド車のガソリン代を比較してみましょう。充電スタンドの料金とガソリン代は、それぞれ以下のように仮置きします。

今回比較するのは、国産電気自動車のパイオニアでもある日産「リーフ」と、同じくハイブリッド車の代表格である日産「ノート」。それぞれ、2023年1月時点で最も電費や燃費が良いグレードを選びました。

（※ともにWLTCモード。電費および燃費データは日産リーフ公式サイトより）

仮に1年間で1万km走行する場合の、必要費用を計算してみました。その結果は以下の通りです。

（※電費/燃費は全てカタログ値。リーフの電力料金は、40分で充電完了するすると試算。ガソリン代は1リットル171円で試算。）

今回の試算では、ハイブリッド車のガソリン代の方が安く済む計算になりました。

ただしガソリン代は変動が大きいため、ガソリン代が高騰すれば電気自動車の方が安くなる可能性があります。また電気自動車も、充電サービスカードを契約するのか、どの程度外部充電を使うのかによって月々の充電費用が異なります。

norico編集部では、電気自動車の気になるポイントやハイブリッドカーのオススメ車種などをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。