ドラレコは自分で付ける?依頼する?
ドライブレコーダーの取り付けに、特別な技術や工具は必要ありません。自分で作業すれば、費用も抑えられます。ただし「不器用で自信がない」「見栄えが気になる」といった場合は、以下のような業者に依頼しましょう。
- ディーラー
- カー用品店
- 整備工場
- 出張サービスなど
取付方法ごとの工賃相場とメリット・デメリット
今回は「自分で取り付け」「カー用品店に依頼」「ディーラーに依頼」の3つのパターンで、工賃相場とメリット・デメリットをまとめました。
取付方法 | 工賃相場 (2カメラ式) |
メリット | デメリット |
---|---|---|---|
自分で取り付け |
0円~ (材料費のみ) |
・工賃がかからない ・好きな位置を選べる |
・時間と手間がかかる ・取り付けに失敗することも |
カー用品店に依頼 | 1.5~3万円 | ・お店の商品なら工賃が安価 ・持ち込みでも依頼できる |
・持ち込みの場合は工賃が高い |
ディーラーに依頼 | 2~4万円 | ・ナビ連動型も選べる ・納車時から利用できる |
・本体価格も工賃も高い ・持ち込み不可の場合が多い |
※工賃相場は、近年主流になっている2カメラ(前後)式の場合
自分で取り付ければ、依頼するより費用を数千円~数万円抑えられるでしょう。ただし見栄えが悪くなったり、電源を取り間違えたり、内張りを壊すといったリスクもあります。
カー用品店で取り付けてもらう場合、そのお店で購入した商品かどうかでも工賃が変わります。またディーラーでは、他店で購入した商品を持ち込めないケースも多いです。
ドラレコ本体の価格もお店で異なる
ドラレコ本体の価格は、種類によってピンキリです。ただしカー用品店とディーラーでは、扱っている商品の種類と相場価格が異なります。
現在主流の一体型2カメラ式(本体にカメラやセンサーがまとまっており、カメラは前後に1つずつ)の場合、カー用品店やオンラインショップでは2万円前後の商品が人気です。一方、 ディーラーでは同じ一体型2カメラ式でも4万円以上の商品や「工賃とセットで6万円」といった商品が多いです。
【図解】自分でドラレコを取り付ける方法
ここからは、自分でドラレコ(2カメラ式)を取り付ける方法をご紹介します。取り付けに要する時間は20分~1時間程度。大まかな手順は以下の通りです。
- フロントカメラの組み立て
- 取付位置の決定と仮止め
- 動作確認と位置調整
- 配線処理
- カメラを固定して完成
準備するもの
取り付けに最低限必要なものは、商品の中に入っています。セットの中身に加えて以下のものを用意すると、より作業しやすいです。
- 養生テープ又は両面テープ
- ガラスクリーナー
- ウエス(布)
- 配線止め(ケーブルクリップ)
- 結束バンド
手順1. フロントカメラの組み立て
カメラ本体とブラケットの組み立てが必要な場合は、説明書を見て組み立てます。
手順2. 取付位置の決定と仮止め
前後のカメラの取付位置を決めます。フロントカメラは、法律でフロントガラスの上部20%以内の範囲に取り付けなければいけないと定められています。
この時点ではまだ固定せず、養生テープなどで仮止めしてください。
手順3. 動作確認と位置調整
一度カメラ本体と電源、リアカメラを繋いでレコーダーが作動するかどうかを確かめます。このタイミングで前後のカメラの位置も調整しましょう。
手順4. 配線処理
配線止めや結束バンドを使って、配線が目立たないようにします。
フロントガラス側のケーブルは、天井とフロントガラスの境目にコードを埋め込み、ドア横から下へコードを流すとキレイに見えやすいです。リア側は、防水ゴムの間に埋め込むと見た目がキレイです。
【補足】リアの配線は天井側と床下どっちがいい?
リアカメラのケーブル配線は「天井を通した方がキレイ」という意見がある一方で、「床下を這わせる方が簡単」と言われます。車種によっては天井を通しにくい場合もあるので、事前にカー用品店などで確認しておくと安心です。
手順5. カメラを固定して完成
配線処理が終わったら、カメラを固定します。装着時はガラスクリーナーやウエスで貼付面を脱脂し、カメラがしっかりくっつくようにしましょう。
ドラレコの選び方
ドラレコの種類は「形状」「カメラの個数」などにより、様々な種類があります。
形状は「一体型」と「ミラー型」が人気
形状は、モニターやセンサーが一体となっている「一体型」と、ルームミラーにかぶせて装着する「ミラー型」が人気です。
一体型は定番の形で、価格もリーズナブルなものが多いです。ミラー型は景観を損なわず、操作しやすい一方で、ルームミラーの角度を変えると録画画面もズレるといったデメリットもあります。
カメラの個数は2~3個がオススメ
カメラの個数も、以下のようにいくつかのタイプがあります。
- 前方のみを映す1カメラ
- 360度撮影が可能な1カメラ
- 前後の2方向を捉える2カメラ
- 前後に加えて車内の撮影も可能な3カメラ
近年は煽り運転などによる被害もあるので、カメラの個数は2~3個がオススメです。360度撮影可能な1カメラでも録画できる距離は短く、後続車のナンバーを読めないことがあります。
その他にこだわりたい機能
形状やカメラの個数以外のポイントとして、最近は以下の機能を搭載した商品が人気です。
- 高画質(200万画素以上)
- 広い撮影範囲(水平画角108度以上)
- 駐車監視機能付き
- 夜間機能付き
後続車のナンバープレートを確認するためには、200万画素以上のカメラが必要です。また撮影範囲が広いほど、多くのトラブルに対応できます。夜間は事故件数も多いので、夜に走行する場合は夜間機能もあると良いでしょう。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!