ディーラーは予約なしでもOK？予約すべき場合と訪問時のポイント - クルマのわからないことぜんぶ｜車初心者のための基礎知識

ディーラーは基本的に予約なしでOK

ディーラーは、基本的に予約なしで訪問して問題ありません。もちろん「見に行くだけ」というのも可能です。

そもそも1回のディーラー訪問でクルマを購入する人はほとんどいません。つまり大半の人は、最初「見に行くだけ」「見積書をもらうだけ」でディーラーを訪れています。こういった場合は予約なしで気軽にお店を訪ねましょう。

購入の検討段階では、「価格交渉をしたい」といった場合を除いて予約は必要ありません。むしろ予約をすれば「購入意欲の高い人」と思われ、営業マンも気合を入れてしまいます。

また走行中の異音など不具合が起こった場合も、予約なしでディーラーに飛び込んで構いません。混雑具合によって対応に時間がかかるかもしれませんが、応急処置や修理の提案をしてくれます。

例外として、以下のようなケースは事前に予約することをお勧めします。

試乗は、予約なしでもお店にクルマがあれば対応してもらいやすいです。ただしディーラーには販売中の全ての車種が展示されている訳でなく、店内に展示しているだけで試乗できないクルマもあります。また同じ車種を検討している他の顧客と来店時間が重なると、試乗できない可能性もあります。

事前に試乗が可能か問い合わせておくと、後の手間が省けるでしょう。

ある程度車種を絞り込んでいて、値引きも含めて商談したい場合は予約するのがオススメです。予約をすれば「この人は買う可能性がある」と考えられ、資料などを前もって準備してくれます。

営業マンもしっかり時間を取ってくれるので、時間をかけて話を聞けるのもポイントです。

急な故障では予約をしなくても構いませんが、急ぎでない点検や修理は事前予約が望ましいです。整備関係は一定の時間を要し、整備場が埋まっていれば待ち時間も長くなってしまいます。オイル交換などのちょっとした作業でも、予約をするようにしましょう。

予約なしでディーラーを訪問する場合、以下のようなポイントを押さえると、店内での時間を過ごしやすいでしょう。

クルマを見に行くだけの場合、「あまり声を掛けられたくない」「押し売りが不安」という人もいるでしょう。他方で「気になったら試乗したり、話を聞いたりしたい」と考える人もいるはずです。

接客を避けたい人は、ディーラーが混みやすい土日の午後にディーラーを訪問しましょう。また決算期（3月・9月）や初売りといったセールを行っている時期もオススメです。

一方、いざとなった場合に接客を受けたい人は、平日に訪ねるのがオススメです。平日に仕事がある場合は、週末でも午前中に訪ねると良いでしょう。

ディーラーでは、お店全体が余程忙しくない限り、訪問した時点でスタッフに声をかけられるのが一般的です。接客を避けたい人は、この時点で「今日は見に来ただけなんですが、この車種を見せてもらえますか？」と伝えるのが重要。はじめに目的を伝えれば営業マンもいきなり押し売りはせず、展示車を見せてくれます。

見に行くだけの訪問に気兼ねする場合や「見終わった後はどうしよう？」と悩む場合は、カタログや見積書をもらって帰りましょう。「ありがとうございました。最後にカタログだけもらって良いですか？」と販売員に声をかければ帰りやすいです。

クルマを見に行くだけでも、見積書はもらって帰るのがオススメです。他の車種との比較に役立つだけでなく、後々の値引き交渉にも使えます。

またクルマは同じ車種でもグレードやオプション装備などで価格が異なり、さらに諸費用もかかるもの。見積書があれば最終的な価格のイメージをしやすくなります。

クルマを乗り換える場合、ディーラーは愛車の査定を勧めてくることも多いです。ここでクルマを見に行きつつ、愛車の大よその査定額を見てもらうのも一つの選択肢でしょう。愛車がいくらで売れのるかが分かれば、次の購入計画の見通しも立てやすくなります。

査定の前には、愛車の買取相場も把握しておくのがオススメです。ガリバーでは各車種の買取実績や相場価格を公開しているので、参考にしてください。

noricoでは、販売店に行くときのポイントや新車・中古車の違いなどを分かりやすく解説しています。押し売り対策やクルマ選びのポイントを知り、ディーラーや中古車販売店への訪問を有意義な時間にしてください。