「ボーナス減で払えない!」自動車ローンのボーナス払いをやめる方法と注意点

 

「ボーナス減で払えない!」自動車ローンのボーナス払いをやめる方法と注意点


そもそもボーナス払いの特徴とは?

通常「ボーナス払い」と呼んでいるものは、月々返済額にプラスして、ボーナス月に増額して返済する支払い方法です。例えば180万円を5年で返済したい時、ボーナス払いを取り入れれば月々の返済額を抑えることができます。

忘れがちなことですが、ボーナス払いがあるということは、その分だけ月々の返済額が安くなっているのです。

支払い月はいつ?

一般に夏のボーナスは8月、冬のボーナスは12月または1月払いとなっていることが多いです。

ただし、ボーナス払いの支払い月は、契約者が自分で決めている場合と、ローン会社によって決められている場合があります。契約内容やローン会社によって異なるので、ローンの契約書を確認しましょう。

契約書が見つからない場合、支払い月や引き落とし日が確認できなかったという場合は、ローン会社に確認すれば教えてもらえます。

自動車ローンを滞納するとどうなる?

自動車ローンを滞納すると、以下のようなことが起こります。

  • 滞納した分だけ、遅延損害金を追加で請求される
  • 滞納を続けると、最終的にはクルマの引き上げや裁判に繋がる
  • 信用情報が傷つき、今後のローン借入やクレジットカード作成が難しくなる

引き上げや裁判までの流れは?

  • 滞納翌日から、遅延損害金が発生する
  • 数日から数週間で、督促の書面や電話がくる
  • 1か月ほど経つと、クルマ引き上げの通告が来る(※クルマの名義がローン会社の場合)
  • 1か月半~3か月程度で、クルマが引き上げられる
  • そのクルマを売却してもローン残高に満たない場合、残額を請求される
  • 督促や残額支払いに応じないと、裁判となり財産差し押さえになる場合も

最初は遅延損害金や督促状で済みますが、放置すれば財産差し押さえの可能性もあります。「ローンが払えない」という場合は以下の選択肢を検討するとともに、金融機関と誠実に話し合うことが重要です。

ボーナスが減る時の対策は?

ボーナス払いができなさそうだと気付いたら、以下の4つの選択肢から検討してみましょう。

  • 可能なら、今からボーナス払いに備えて貯金する
  • 今のローンのまま、支払い方を変更する
  • ローンを借り換え、新たに支払い方や回数を決める
  • より安いクルマに買い替え、ローンも借り換える

ボーナス払いに備えて今から貯金をするのが、最も手間が少ない方法です。ボーナス払いがあるということは、その分だけ月々の負担が軽くなっているということ。その分を貯金することができればベストです。

それが難しい場合は、支払い方の変更、ローンの借り換え、クルマの買い替えから検討することになります。

今のローンの支払い方法を変更できる?

ローンの支払い方の変更を受け付けている金融機関は限られていますが、まずはローン契約書を確認しましょう。

また「どうしても返済が難しい」という場合には相談にのってもらえる場合もあるので、まずは現在利用しているローン会社に連絡してみてください。

ローン借り換えで返済が楽になるの?

「今のローンでは支払い方法が変更できなかった」「ボーナス払いをやめるだけでなく、月々の返済額なども大きく見直したい」という場合は、借り換えが良いでしょう。

ローンの借り換えの最大のメリットは、新しくローンを組みなおせること。そのためボーナス払いを止めるだけでなく、月々の支払金額や返済回数を変更することもできます。

他方で、新しくローンを組むことになるので、誰でも利用できる訳ではないことは覚えておきましょう。既に自動車ローンを滞納してしまっている場合、借り換えは難しいです。

クルマの買い替えで負担が軽くなるの?

更に大幅に見直しをしたいなら、今のクルマを手放すことも考えましょう。

特に現在、ミニバンSUV、輸入車など人気のあるクルマに乗っている場合は、高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。そのお金で安いクルマに乗り替えれば、選び方次第ではローンを全て返却できる可能性もあります。

また新しいクルマの選び方次第では、燃料費や税金などの維持費も抑えることができ、今後の負担も軽減できます。

ガリバーでは、ローン残債があるクルマも買い取りをしています。ローンに関する情報提供やクルマの査定、買い替え相談などを行っていますので、お気軽にご相談ください。

 

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!