7人乗り/3列シートSUVは、国産車だけでなく外車まで候補に入れると選択肢が広がります。ここでは7人乗り/3列シートSUVの特徴(メリット・デメリット)とともに、おすすめ車種をランキング形式でご紹介しています。6人乗り・8人乗りSUVについても触れていますので、参考にしてください。
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- 7人乗り/3列シートSUVおすすめ車種一覧
- 7人乗り/3列シートSUVの特徴
- 7人乗り/3列シートSUVのおすすめ車種詳細
- 今後注目の7人乗りSUVのモデルやその他の選択肢
- 7人乗りSUVの選び方のポイントは?
- 気になる車種は中古でも確認をしよう
7人乗り/3列シートSUVおすすめ車種一覧
ここでは7人乗りSUVの中でも人気が高い車種を中心に、ガリバー独自の2024年版おすすめランキングを作成しました。結果は以下の通りです。
※新車時価格は2023年12月20日時点の各メーカー公式サイトの情報です。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | サイズ(全長×全幅×全高) |
---|---|---|---|
1位 | マツダ「CX-8」(中古) | ー | 4,925mm×1,845mm×1,730mm |
2位 | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 499.5万円~602.4万円 | 4,710mm×1,860mm×1,740-1,745mm |
3位 | 日産「エクストレイル」 | 351万円~533万円 | 4,660-4,675mm×1,840mm×1,715-1,720mm |
4位 | ホンダ「CR-V」(中古) | ー | 4,605mm×1,855mm×1,680-1,690mm |
5位 | トヨタ「ランドクルーザー(300)」 | 510万円~800万円 | 4,950-4,985mm×1,980-1,990mm×1,925mm |
6位 | トヨタ「ランドクルーザープラド」 | 367.6万円~554.3万円 | 4,825mm×1,885mm×1,835-1,850mm |
7位 | メルセデス・ベンツ「GLB」 | 593万円~852万円 | 4,640-4,650mm×1,835-1,845mm×1,670-1,700mm |
8位 | レクサス「RX」(中古) | ー | 5,000mm×1,895mm×1,725mm |
9位 | プジョー「5008」 | 580.6万円~611.7万円 | 4,640mm×1,840mm×1,650mm |
10位 | ランドローバー「ディスカバリースポーツ」 | 778万円~1,016万円 | 4,597mm×2,173mm×1,727mm |
ランクインした車種の詳細や選定ポイントは、記事の後半でご紹介しています。
7人乗り/3列シートSUVの特徴
7人乗りSUVとは、ミニバンと同じように3列シートを備えたSUVのことです。ミニバンと比べた場合、7人乗りSUVには以下のようなメリットがあります。
- デザイン性が高い
- 悪路走破性に優れている
「大人数で乗りたいけど、デザインも妥協したくない」「積載性にも悪路走破性にもこだわりたい」といった人には、7人乗りSUVがおすすめです。
6人乗りや8人乗りSUVもある
中型以上のミニバンでは、3列目に3人乗ることができます。これに対してSUVの3列目は2人乗りが一般的です。そのため8人乗りのSUVは殆どありません。しかし過去にはランドクルーザーやLXで8人乗りが販売されていました。
また6人乗りに関しては、現在もフリードなど一部車種で取扱いがあります。
3列目の居住性の低さがデメリット
SUVは流線形の滑らかなボディラインを描く車種が多く、また最低地上高も高いので、ミニバンと比べて室内空間が広くありません。そのため3列目の居住性は、ミニバンに比べるとかなり低いです。
7人乗りSUVの3列目では床と座席の間隔が接近している場合が多く、大人では体育座りのような姿勢になることも少なくありません。多くの車種において、3列目は子ども用や非常用と考えた方が良いでしょう。
7人乗り/3列シートSUVのおすすめ車種詳細
ここからは、冒頭でご紹介したランキングにランクインした車種の特徴や選定ポイントを解説していきます。
※中古車相場はガリバーの「車カタログ」より引用。また燃費は全てWLTCモードでの数値です。
1位 マツダ「CX-8」(中古)
- 中古車相場:123万円〜499.8万円
- サイズ:全長4,925mm×全幅1,845mm×1,730mm
- 燃費性能:12.0~12.4km/L(ディーゼル15.8km/L)
CX-8は高級感溢れるほぼフルサイズのSUVでありながら、新車で300万円弱から販売されていたSUVです。CX-80の発売を前に、2023年12月を以って生産終了となりました。
国産車では唯一全車3列シートを装備した車種で、6人乗りと7人乗りを選べます。3列目の快適性は国産SUVで随一に高く、常時3列目を使う場合におすすめです。2列目シートが電動で動く仕組みになっており、力のない子どもでも楽に3列目へと乗り込めます。
【関連記事】CX-8vs.アウトランダーPHEV!3列SUVで有能なのは?
2位 「アウトランダーPHEV」
- 新車時価格:499.5万円~602.4万円
- 中古車相場:45万円〜588.3万円
- サイズ:全長4,710mm×全幅1,860mm×全高1,740-1,745mm
- 航続距離:83~87km(フル充電時)
アウトランダーPHEVは走行性能と環境性能のバランスが優れたSUVです。安定感を有しながらも、慣れた人なら雪道でドリフト走行ができるほど悪路走破性に優れています。また補助金や税制優遇の対象となっており、普段使いの範囲であればガソリンも殆ど必要ありません。
3列目はシートの柔らかさこそあるものの、身長160cmの人で頭上にあまり余裕がない状態です。
【関連記事】初代もおすすめ!アウトランダーPHEV新旧モデル比較
3位 日産「エクストレイル」
- 新車時価格:351万円~533万円
- 中古車相場:8万円〜610万円
- サイズ:全長4,660-4,675mm×全幅1,840mm×全高1,715-1,720mm
- 燃費性能:18.3~19.7km/L
エクストレイルも悪路走破性に長けており、路面状況に応じて前後輪のトルク配分を最適に制御します。現行モデルは全車e-POWER搭載で燃費が良く、電気自動車のような静かで滑らかな走行が魅力です。また7人乗りモデルは高速走行時の自動追従機能プロパイロットを標準装備しており、装備も充実しています。
3列目はアウトランダーPHEVよりわずかに広い程度です。
【関連記事】走行性能も乗り心地も進化!エクストレイル新旧モデル比較
4位 ホンダ「CR-V」(中古)
- 中古車相場:13.3万円〜518.9万円
- サイズ:全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,680-1,690mm
- 燃費性能:13.6~21.2km/L
CR-Vは2022年夏に生産終了となったSUVです。ハイブリッド車の燃費が良く、またサイズ感の割に3列目の居住性が高い点が魅力です。
3列目はリクライニングが可能で、2列目のリクライニングやスライドによる位置調整でも足元の広さを確保できます。さらに2列目の座席下に足を入れる余裕がある点が、他の多くの7人乗りSUVと比べて優れています。
5位 トヨタ「ランドクルーザー」
- 新車時価格:510万円~800万円
- 中古車相場:205.2万円〜900万円
- サイズ:全長4,950-4,985mm×全幅1,980-1,990mm×全高1,925mm
- 燃費性能:7.9~8km/L(ディーゼル9.7km/L)
本格オフローダーで世界的に人気の高いランドクルーザー。フルサイズSUVで車内も広いので、アウトドアや車中泊をしたい人におすすめです。一方で、市街地走行ではグレードやタイヤの組み合わせによって乗り心地が硬く感じられるでしょう。
3列目に関しては、身長170cmの大人でも短時間なら乗ることができます。ただし床から座面までの間隔が不足しており、大人では体育座りになってしまいます。
6位 トヨタ「ランドクルーザープラド」
- 新車時価格:367.6万円~554.3万円
- 中古車相場:52.8万円〜660万円
- サイズ:全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,835-1,850mm
- 燃費性能:8.3km/L(ディーゼル11.2km/L)
本格オフローダーの性能とランクルさながらの外見でありながら、ランドクルーザーより車両価格とサイズを抑えられるランドクルーザープラド。リセールバリューも高く、7人乗りは特に高値で買い取られる傾向があります。
3列目は頭上に余裕があり、身長170㎝程度の人でも短時間であれば座れます。ただし床から座面の間隔が不足しており、大人が座ると体育座りになってしまいます。
7位 メルセデス・ベンツ「GLB」
- 新車時価格:593万円~852万円
- 中古車相場:382.2万円〜748万円
- サイズ:全長4,640-4,650mm×全幅1,835-1,845mm×全高1,670-1,700mm
- 燃費性能:ハイオク11.2~13.4km/L、ディーゼル15.9km/L
GLBはアウトランダーPHEVやエクストレイルとほぼ同等のサイズ感で、外車の割にコンパクトで運転しやすいです。またベンツ車なので高級感があり、装備面が充実しています。
サイズが小さい分だけ3列目へのアクセスは良くありませんが、2列目のリクライニングやシート位置の調整で3列目でも適度な居住性を確保できます。
8位 レクサス「RX」(中古)
- 中古車相場:67.8万円〜1001万円
- サイズ:全長5,000mm×全幅1,895mm×全高1,725mm
- 燃費性能:14.7km/L
現行のRXは5人乗りのみですが、2022年の夏までは6~7人乗りモデルとしてRX450hLを販売していました。当時の新車時価格は約800万円。現在の中古車相場は、3年落ちで500万円前後となっています。
高級感のある内外装に充実した装備で満足度が高く、さらにハイブリッド車なのでサイズの割に燃費も良いです。ただし3列目の居住性は高くありません。
9位 プジョー「5008」
- 新車時価格:580.6万円~611.7万円
- 中古車相場:26万円〜538万円
- サイズ:全長4,640mm×全幅1,840mm×全高1,650mm
- 燃費性能:ハイオク15.6km/L、ディーゼル16.6km/L
5008は全車3列シートを備えた車種です。ミドルサイズSUVのため、3列目の居住性はCX-8の方が優れています。5008の3列目は基本的に子ども用で、大人では体育座りのようになってしまう人が多いでしょう。
一方で、フランス車らしいスタイリッシュな外観や、2列目が各席独立(中央もヘッドレストを装備)している点などは他の車種にない魅力です。
10位 ランドローバー「ディスカバリースポーツ」
- 新車時価格:778万円~1,016万円
- 中古車相場:199万円〜725万円
- サイズ:全長4,597mm×全幅2,173mm×全高1,727mm
- 燃費性能:ハイオク15.6km/L、ディーゼル16.6km/L
ディスカバリースポーツは、高級SUVブランドであるランドローバーの中で比較的車両価格の安い車種です。全幅は国産車に比べてかなり幅が広い一方、全長は標準的なミドルサイズのため、3列目はあまり広くありません。しかし3列目にもエアコンやドリンクホルダーが設置されており、シートも上質です。子どもや小柄な人であれば快適に過ごすことができます。
今後注目の7人乗りSUVのモデルやその他の選択肢
ここでは今後発売予定の注目車種や、価格面からランキングに選出しなかった車種をご紹介します。
2024年発売予定のマツダ「CX-80」
マツダCX-80は、CX-8に代わって投入予定の3列シートSUVです。 マツダは2022年に上質感のあるCX-60を投入しており、CX-80もCX-8に更なる上質感を与えたモデルになると見込まれます。
高級SUVも入れると選択肢は豊富に
7人乗りSUVは外車のフラッグシップモデルとして存在しているものが多いです。そのため高級SUVを視野に入れると、以下のように選択肢が豊かになります。
- ランドローバー「ディスカバリースポーツ」(778万円~)
- ジープ「グランドチェロキー」(830万円~)
- ボルボ「XC90」(924万円~)
- アウディ「Q7」(1,042万円~)
- BMW「X5」(1,198万円~)
- レクサス「LX」(1,250万円~)
- メルセデス・ベンツ「GLE」(1,268万円~)
こうした外車SUVは、中古であれば思いのほか安く購入できることも少なくありません。居住性と高級感を求める場合は、中古で上記のような車種も探してみましょう。
7人乗りSUVの選び方のポイントは?
7人乗りSUVでどれを買うか迷った場合は、以下の項目で「何を重視したいか」を考えてみましょう。
- 3列目の居住性の高さ
- 悪路走破性の高さ
- 車中泊のしやすさ
- クルマのサイズ感
クルマのサイズ感には充分注意が必要です。7人乗りSUVはサイズが大きいので、「自宅での駐車に困らないか」「近所の道で運転しにくくないか」といった点を確認しておきましょう。
目的別おすすめ車種早見表
ランキングを見て車種を絞れなかった人は、以下の表も参考にしてください。
特徴 | おすすめ車種(国産車) |
---|---|
3列目の居住性が高い | ・CX-8 ・ランドクルーザー ・ランドクルーザープラド ・CR-V |
悪路走破性に優れる | ・ランドクルーザー ・ランドクルーザープラド ・アウトランダーPHEV ・エクストレイル |
車中泊しやすい | ・ランドクルーザー ・ランドクルーザープラド ・CX-8 |
全長4.8m以上 | ・RX ・ランドクルーザー ・ランドクルーザープラド ・CX-8 |
燃費が良い | ・アウトランダーPHEV ・エクストレイル ・CR-V ・CX-8 |
気になる車種は中古でも確認をしよう
7人乗りSUVには高価格な車種や、ランドクルーザーのように新車で手に入りにくい車種が少なくありません。また生産を終了しているモデルも多数あるため、購入では中古車も視野に入れることをお勧めします。
中には新車登録だけ済ませて実際の運行に使われていない「登録済み未使用車」が販売されていることもありますので、まずは気になる車種の在庫を確認してみてください。