7人乗り/3列シートSUVのおすすめ国産車&外車ランキング

7人乗り/3列シートSUVのおすすめ国産車&外車ランキング

ここでは、7人乗り/3列シートSUVの特徴(メリット・デメリット)とともに、おすすめ車種をランキング形式でご紹介しています。
選び方のポイントなども解説していますので、参考にしてください。

※車両情報は2025年1月23日時点のガリバー「車カタログ」より引用。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。

7人乗りSUVおすすめランキング

ここでは、7人乗りSUVの中でも3列目の快適性に優れた車種や走行性能の高い車種をランキング化しました。結果は以下の通りです。

国産車のおすすめTOP10

順位 車種名 新車時価格 全長 最高燃費
※WLTC
1位 マツダ「CX-80」 394.4万円~712.2万円 4990mm 19.2km/L
※ディーゼル
2位 マツダ「CX-8」 (生産終了) 4925mm 15.8km/L
※ディーゼル
3位 トヨタ「ランドクルーザープラド」 (生産終了) 4825mm 11.2km/L
※ディーゼル
4位 トヨタ「ランドクルーザー250」 520万円~785万円 4925mm 11.0km/L
※ディーゼル
5位 トヨタ「ランドクルーザー300」 510万円~800万円 4950mm 9.7km/L
※ディーゼル
6位 三菱「アウトランダーPHEV」 526.4万円~668.6万円 4720mm 106km
※一充電航続距離
7位 日産「エクストレイル」 360.1万円~533万円 4660mm 19.7km/L
8位 ホンダ「CR-V」 (生産終了) 4605mm 21.2km/L
9位 レクサス「LX」 1250万円~1800万円 5100mm 8.1km/L
10位 レクサス「RX」 (現行は5人乗りのみ) 5000mm 15.6km/L

国産車では、特に3列目の快適性が高い車を上位に選びました。5位まではサイズが非常に大きい点に注意してください。

ランクイン車種の詳細や選定ポイントは、こちら(記事後半)でご紹介しています。

外車のおすすめTOP3

順位 車種名 新車時価格 全長 最高燃費
※WLTC
1位 ジープ「コマンダー」 559万円~634万円 4770mm

14.7km/L
※ディーゼル

2位 メルセデス・ベンツ「GLB」 644万円~781万円 4640mm

15.8km/L
※ディーゼル

3位 プジョー「5008」 580.6万円~622.1万円 4640mm 16.6km/L
※ディーゼル

外車は車両価格が高いため、ミッドサイズSUVで比較的3列目が広い車種を選びました。

ランクイン車種の詳細や選定ポイントは、こちら(記事後半)でご紹介しています。

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7人乗りSUVとは?その特徴

7人乗り、3列目シートのSUVの例

7人乗りSUVとは、ミニバンと同じように3列シートを備えたSUVのことです。ミニバンと比べた場合、7人乗りSUVには以下のようなメリットがあります。

  • デザイン性が高い
  • 悪路走破性に優れている

「大人数で乗りたいけど、デザインも妥協したくない」「アウトドアで思い切り使いたい」といった人には、7人乗りSUVがおすすめです。

3列目の居住性の低さがデメリット

3列目シートのあるSUVの3列目の内装

SUVは流線形のボディラインを描く車種が多く、最低地上高も高いので、ミニバンと比べて3列目の居住性が低いです。

また、3列目は床面と座面が接近している場合が多く、大人では体育座りのような姿勢になってしまうことも。SUVの3列目は、多くの車種において子ども用や非常用程度の広さと考えた方が良いでしょう。

6人乗りや8人乗りもある

3列目シートのあるSUVの2列目シートの内装

中型以上のミニバンでは、3列目に3人乗ることができます。これに対して、SUVの3列目は2人乗りが一般的で、8人乗りは殆どありません。しかし、過去にはランドクルーザーやLXで8人乗りが販売されていました。

また、6人乗りに関しては現在もCX-80など一部車種で取扱いがあります。

Q. スライドドア搭載のSUVはない?

スライドドアがあるSUV風の車の例:デリカD:5の車両画像

現時点で、スライドドアを搭載したSUVは存在しません。しかし、メーカーによっては開発段階にあるようです。

また、最低地上高を高く設定し、SUV風に仕上げたミニバン「デリカD:5」も人気です。アウトドア志向のユーザーなどから高い評価を得ています。

【関連記事】デリカD:5購入ガイド(特別仕様車ジャスパー編)

7人乗りSUVおすすめ国産車TOP10

ここでは、国産車でTOP10にランクインした車種について解説します。

1位 マツダ「CX-80」

7人乗り/3列シートの車の例:CX-80の車両画像

  • 新車時価格:394.4万円~712.2万円
  • サイズ:全長4990mm×全幅1890mm×全高1705mm
  • WLTC燃費:16.9~19.2km/L(ディーゼル)

2024年10月に登場したCX-80は、以前販売されていたCX-8と比べて快適性や走行性能が大きく向上。後輪駆動採用で、スポーティな走りをします。

3列目は、ウィンドウ面積の拡大やリヤエアコンの設置、ヘッドルームの拡大と工夫が盛りだくさん。CX-8も大人まで対応できる設計でしたが、それ以上に足元と頭上に余裕があり、3列SUVのなかで随一の快適性です。
ただし、全長がランドクルーザー300超えで大きい点には注意が必要です。

2位 マツダ「CX-8」

7人乗り/3列シートの車の例:CX-8の車両画像

  • 中古車相場:123万円〜499.8万円
  • サイズ:全長4925mm×全幅1845mm×全高1730mm
  • WLTC燃費:12.0~12.4km/L(ディーゼル15.8km/L)

CX-8の内装画像

CX-80が予算オーバーの場合にお勧めしたいのが、CX-8です。3列目は身長170cmの人まで利用できるよう設計。また、2列目シートは電動で動かす仕組みで、力のない子どもでも自力で3列目に乗り込めます。

CX-80発売以前はマツダの最上級SUVだったため、上質感もあり、走りも滑らかです。中古では、2018年式の上級モデル(XD Lパッケージ)が250万円前後で多く流通しています。

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3位 トヨタ「ランドクルーザープラド」

7人乗り/3列シートの車の例:ランドクルーザープラドの車両画像

  • 中古車相場:52.8万円〜660万円
  • サイズ:全長4825mm×全幅1885mm×全高1835-1850mm
  • WLTC燃費:8.3km/L(ディーゼル11.2km/L)

ランドクルーザープラドの内装画像

ランドクルーザー250の導入にあたり、生産を終了したプラド。プラドを上位に選んだのは、3列目の快適性が250と大きく変わらず、且つプラドのほうが中古で安く手に入るからです。

プラドは全長4800mm以上で2列目シートのスライドも可能なため、3列目でも前後幅に関しては余裕があります。しかし、ラダーフレーム構造であるが故に座面と床の距離が近く、大人が座ると体育座りのような姿勢に。3列目はあくまで緊急・子ども用です。

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4位 トヨタ「ランドクルーザー250」

7人乗り/3列シートの車の例:ランドクルーザー250の車両画像

  • 新車時価格:520万円~785万円
  • 中古車相場:620万円〜885万円
  • サイズ:全長4925mm×全幅1980mm×全高1925-1935mm
  • WLTC燃費:7.5km/L(ディーゼル11.0km/L)

ランドクルーザー250の内装画像

プラドの後継車であるランドクルーザー250は、オフローダーらしい無骨な外観が魅力の一台。車両全体の剛性を高め、悪路走破性にも磨きがかかっています。サイズはプラドより一回り大きいです。

3列目の座面と床の距離が近いのは、プラドと変わりません。大人の場合は「短時間なら許容できる」程度の快適性です。

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5位 トヨタ「ランドクルーザー300」

7人乗り/3列シートの車の例:ランドクルーザー300の車両画像

  • 新車時価格:510万円~800万円
  • 中古車相場:209.8万円〜900万円
  • サイズ:全長4950mm×全幅1980mm×全高1925mm
  • WLTC燃費:7.9~8.0km/L(ディーゼル9.7km/L)

ランドクルーザー300は世界中で高い人気を誇り、ブランド力も抜群。所有しているだけで満足度の高い車です。しかし、新車受注が滞っていること、また3列目の快適性や日本での扱いやすさを考えて5位としました。

現行モデルのランクル300は、プラドに見られる2列目シートのスライド機能がありません。それでも全長が長いので足元の広さはプラドと変わりませんが、こちらも大人が座ると体育座りのような姿勢になります。

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6位 三菱「アウトランダーPHEV」

7人乗り/3列シートの車の例:アウトランダーPHEVの車両画像

  • 新車時価格:526.4万円~668.6万円
  • 中古車相場:59.8万円〜645万円
  • サイズ:全長4720mm×全幅1860mm×全高1750mm
  • 一充電航続距離:102~106km

アウトランダーPHEVの内装画像

アウトランダーPHEVは、2021年発売の現行モデルから7人乗りを設定。中間グレード以上(GとP)で選択できます。5位以上の車種と比べて全長が短いため、3列目の快適性はかなり乏しいです。

2024年10月にビッグマイナーチェンジし、走行性能や一充電航続距離は向上。走行安定性に優れ、多くの専門家から高い評価を得ています。ただし、7人乗りモデルの価格は600万円前後と高価です。
中古であれば、2022年モデルでも400万円~450万円程度で購入できます。

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7位 日産「エクストレイル」

7人乗り/3列シートの車の例:エクストレイルの車両画像

  • 新車時価格:360.1万円~533万円
  • 中古車相場:9.8万円〜549.8万円
  • サイズ:全長4660mm×全幅1840mm×全高1720mm
  • WLTC燃費:18.3~19.7km/L

エクストレイルの内装画像

エクストレイルも、人気の高いミドルサイズSUVです。3列目の居住性はアウトランダーPHEVと変わりませんが、走行性能を比較し、この順位としました。

ただし、エクストレイルも悪路走破性の高い車です。また、現行モデルは全車e-POWER搭載。燃費が良いだけでなく、静粛性に優れ、滑らかに走ります。7人乗りモデルは運転支援機能「プロパイロット」を標準装備し、高速走行が多い人におすすめです。

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8位 ホンダ「CR-V」

7人乗り、3列目シートSUVの例:CR-Vの車両画像

  • 中古車相場:13.3万円〜478.8万円
  • サイズ:全長4605mm×全幅1855mm×全高1680-1690mm
  • WLTC燃費:13.6~21.2km/L

CR-Vは2022年夏に生産終了となったSUVです。3列目はリクライニングが可能で、2列目のリクライニングやスライドによる位置調整でも足元の広さを確保できます。さらに2列目の座席下に足を入れられる点が、他の多くの7人乗りSUVと異なります。

ただし、中古車市場での流通量は少なく入手のしやすさの点でこの順位としました。

9位 レクサス「LX」

7人乗り/3列シートの車の例:LXの車両画像

  • 新車時価格:1250万円~1800万円
  • 中古車相場:576万円〜1900万円
  • サイズ:全長5100mm×全幅1990mm×全高1885mm
  • WLTC燃費:8.0~8.1km/L

レクサスLXはランドクルーザー300以上の大きさで、高級感もあります。3列目にはエアコンの吹き出し口があり、ボタン1つでシートをリクライニングできる点なども優れています。

しかしながら、床から座面までの距離感は充分と言えず、車両価格も非常に高価であるためこの順位としました。

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10位 レクサス「RX」

7人乗り、3列目シートSUVの例:レクサスRXの車両画像

  • 中古車相場:105万円〜838万円
  • サイズ:全長5000mm×全幅1895mm×全高1725mm
  • WLTC燃費:10.4~15.6km/L

RXは、先代モデルの450hLで7人乗りを選択できました。このモデルは全長5000mmとランドクルーザー300以上の長さを誇ります。しかしながら、頭上が狭く、高級車ならではの快適性を担保していません。

あくまで基本は5人乗り、或いは子どもを乗せる前提で使うと良いでしょう。

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その他の7人乗り国産SUV

上記以外の7人乗り国産SUVには、たとえば以下の2車種があります。

  • 三菱「パジェロ」(2019年生産終了)
  • スバル「エクシーガ クロスオーバー7」(2018年生産終了)

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7人乗りSUVおすすめ外車TOP3

ここでは、外車でTOP3にランクインした車種について解説します。

1位 ジープ「コマンダー」

7人乗り/3列シートの外車の例:コマンダーの車両画像

  • 新車時価格:559万円~634万円
  • 中古車相場:88.6万円〜625.5万円
  • サイズ:全長4770mm×全幅1860mm×全高1730mm
  • WLTC燃費:13.9~14.7km/L(ディーゼルのみ)

コマンダーはスタイリッシュなデザインが魅力の一台。3列目の快適性は充分といえないものの、他の2車種と比べて全長が長く、全高も高いので、身長170cm以下の人であれば中距離でも乗れるでしょう。

ただし、振動が比較的伝わりやすい車であり、乗り心地は特別良くありません。ジープらしい無骨さを求める人とは相性が良いです。

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2位 メルセデス・ベンツ「GLB」

7人乗り、3列目シートSUVの例:ベンツGLBの車両画像

  • 新車時価格:644万円~781万円
  • 中古車相場:327.7万円〜828万円
  • サイズ:全長4640mm×全幅1835-1845mm×全高1700mm
  • WLTC燃費:14.2km/L(ディーゼル15.8km/L)

GLBはアウトランダーPHEVやエクストレイルとほぼ同等のサイズ感で、外車の割にコンパクトで運転しやすいです。また、ベンツ車なので高級感があり、装備も充実しています。振動も伝わりにくく、加速がのびやかです。

サイズが小さい分だけ3列目へのアクセスは良くありませんが、2列目のリクライニングやシート位置の調整で3列目でも適度な居住性を確保できます。

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3位 プジョー「5008」

7人乗り、3列目シートSUVの例:プジョー5008の車両画像

  • 新車時価格:580.6万円~622.1万円
  • 中古車相場:19.9万円〜548万円
  • サイズ:全長4640mm×全幅1840mm×全高1650mm
  • WLTC燃費:15.6km/L(ディーゼル16.6km/L)

5008は全車3列シートを備えた車種です。ミドルサイズSUVのため、3列目の居住性はCX-8の方が優れています。5008の3列目は基本的に子ども用で、大人では体育座りのようになってしまう人が多いでしょう。

一方で、フランス車らしいスタイリッシュな外観や、2列目が各席独立(中央もヘッドレストを装備)している点などは他の車種にない魅力です。

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その他の7人乗り外車SUV

外車は、7人乗りSUVが多く存在しますが、全体的にサイズが大きく、車両価格も1000万円以上するような車種が多いです。

  • ランドローバー「ディスカバリースポーツ」
  • ジープ「グランドチェロキー」
  • ボルボ「XC90」
  • アウディ「Q7」
  • BMW「X5」
  • メルセデス・ベンツ「GLE」など

ただし、外車SUVは中古で思いのほか安く購入できることも少なくありません。居住性と高級感を求める場合は、中古で上記のような車種も探してみましょう。

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7人乗りSUVの選び方のポイント

7人乗りSUVでどれを買うか迷った場合は、以下の項目で「何を重視したいか」を考えてみましょう。

  • 3列目の居住性の高さ
  • 悪路走破性の高さ
  • 車中泊のしやすさ
  • 燃費の良さ
  • 車のサイズ感

サイズ感は特に注意が必要です。7人乗りSUVはサイズが大きいので「自宅での駐車に困らないか」「近所の道で運転しにくくないか」といった点を確認しましょう。

目的別おすすめ車種早見表

ランキングを見て車種を絞れなかった人は、以下の表も参考にしてください。

特徴 おすすめ車種(国産車)
3列目の居住性が比較的高い ・CX-80
・CX-8
悪路走破性に優れる ・ランドクルーザー300
・ランドクルーザー250
・ランドクルーザープラド
・アウトランダーPHEV
・エクストレイル
車中泊しやすい
※フルフラットにでき長さも充分
・CX-80
・CX-8
・ランドクルーザー300
・ランドクルーザー250
・ランドクルーザープラド
燃費が良い ・CX-80
・CX-8
・アウトランダーPHEV
・エクストレイル
・CR-V

気になる車種は中古でも確認しよう

7人乗りSUVには高価な車種や、新車で手に入りにくい車種が少なくありません。購入では中古車も視野に入れることをお勧めします。

なかには新車登録だけ済ませて実際の運行に使われていない「登録済み未使用車」が販売されていることもあります。まずは、気になる車種の在庫を確認してみてください。

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ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。