クルマのベストな売却時期についてだけでなく、買取店とディーラー系下取りを比較し、どちらがより高価買取を狙えるかについてを解説。
また、売却時期によっては損をするかもしれない自動車税についての情報もまとめた。

この記事の目次 CONTENTS
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1.クルマがより高く売れる時期っていつ?
2.需要に対し、仕入れが必要な中古車マーケット
3.買取店と異なる再販ルートのディーラー下取り
4.売却時期によっては損をする自動車税?

1.クルマがより高く売れる時期っていつ?

クルマの売却を検討しているのなら、3月上旬~遅くても中旬までがより高く売れるタイミングになる。

仕入れる量が増える2~3月は最もクルマが売れる時期

より高く売れるタイミングが3月上旬~中旬までというにはわけがある。
新車自動車販売業界最大の繁忙期は2~3月。
ほとんどの自動車メーカーや販売会社の決算が3月末になるため、営業面でラストスパートする時期なのだ。

長年、こうしたことを繰り返してきたこともあり、乗り換え時のきっかけになる車検が切れる時期も2月や3月になるクルマが多い。
そのため、とにかく2~3月はクルマが売れる時期なのだ。

2.需要に対し、仕入れが必要な中古車マーケット

中古車マーケットも同じことが言える。
ただ、新車と比べて中古車は仕入れが必要だ。

多くの中古車店は、オートオークションでクルマを仕入れる。
オートオークションとは、大量の中古車が競売にかけられる場所だ。
競売なので、人気車は高価になり、不人気車はそれなりの価格になる。
流通量の多い車種は、多少前後するもののほぼ決まった価格になる。

この価格を左右するのが、需要と供給のバランスだ。
需要より供給が多くなれば価格が上昇し、その逆だと価格は下落する。
この仕組みにより売却価格が変動するのだ。

オークション相場が上昇する時期こそ売り時

2~3月の繁忙期を前にした中古車店の多くは、1月頃から店頭に並べるクルマをオークションで積極的に仕入れる。
当然、他の時期と比べ需要が増えるので、オークション相場は上昇する。

買取店などで売却されたクルマの多くは、オートオークションで売却される。
オークションでの相場が上昇していれば、買取店は顧客からより高値で買取ることが可能になる。

つまり、オークション相場が上昇している時期が最も高い査定になり、売り時ということになる。
この時期こそが、高値で売却できるチャンスなのだ。

1~3月はより高値での売却を狙える時期

高めのオークション相場を維持している時期は、ザックリ1月から3月上旬くらいまで。
それ以降は、徐々にオークション相場は下降していく。
そのため、より高値での売却を考えているのであれば早急に売却すべきだ。

3.買取店と異なる再販ルートのディーラー下取り

注意したいのはディーラーでの下取り。
下取り車は、納車されてからディーラーの中古車部などに搬送されるケースが多い。
その後、ディーラー系中古車店で販売するかオークションでの売却、業販などになる。
再販まで時間がかかり、高いオークション相場の時に売却できないというデメリットが発生するのだ。

オークション相場に即座に対応できないディーラー

オークション相場に対して即座に対応できないのは、ディーラーでの下取りの弱点でもあり、買取店と大きく異なる点。
買取店は再販までの時間が短い。
そのため、オークション相場の状況に合わせた買取価格が提示でいるので、ディーラーでの下取りより高値が付くことが多いのだ。

4.売却時期によっては損をする自動車税?

3月は特殊な時期でもある。
オークション相場が高い時期を外しても、売却を考えているのであれば、3月中の売却がいいだろう。

その理由は自動車税だ。自動車税は、4月1日時点での使用車に課税される。
4月1日の段階で、車検証の使用者欄に記載されていれば、5月前後に自動車税の納付通知が来てしまうのだ。

月割で還付される普通車の自動車税

普通車の自動車税は、月割で還付される。
厳密にいえば、自分で還付の手続きをすればいい。

ただし、下取りや買取りでは、一般的に自動車税込みの価格提示となることが多い。
売却した側は、名義変更後の還付するための手続きが無くなるため便利だ。
買取る側も名義変更を急かされることがないので、手間が減る。双方にメリットがある。

自動車税のプラス分がない3月中の売却がおすすめ

双方にメリットがあると言っても、厳密に言うと、売却側にしてみれば少々微妙。
売却価格に自動車税分がしっかりとプラスされているかどうかは非常に曖昧なのだ。
そうした視点から見れば、なるべく自動車税のプラス分がかからない、3月中に売却してしまったほうがよい。

還付方法が異なる軽自動車の売却は注意

軽自動車に関しての売却時期は、注意する必要がある。
普通車の自動車税と異なり、月割での還付が無いのだ。
つまり、4月2日に売却しても、4月1日での使用者に課税されるので1年分丸々損をすることになるのだ。

軽自動車税は、普通車の自動車税に比べて10,800円と安価ではあるものの、やはり無駄な出費は避けたいものだ。
軽自動車の売却を考えているのなら、とにかく3月中にケリを付けたい。