• ミニクラブマン

  • REVIEW 新旧比較レビュー

従来ミニのサイズ感を維持した旧型か、大幅サイズアップし新たなクラスに挑戦する新型か、
新旧ミニ クラブマンを比較した!

  1. レビューをまとめると…
  2. 本来のミニらしさを求めるのなら旧型
  3. デザインテイストは共通だが、使い勝手や居住性が異なる
  4. 旧型の高年式は高止まりしていて、これを買うくらいなら新型だ

デザイン・パッケージング

どちらもミニらしさを継承。それぞれ違った魅力がある

現行モデルになってボディサイズが大きく拡大されているが、ミニらしい外観デザインはしっかりと継承されている。
ミニであることを継承しながら進化を遂げた部分があるのが現行ミニだ。
逆にいえば、旧型モデルも外観デザインに決定的な違いがあるわけではない。
大きくなりすぎた感のある現行モデルに対し、手頃なサイズの旧型モデルには違った魅力がある。

インテリア

ファミリーユーザーが使うなら新型。より趣味性を求めるなら旧型

外観デザイン以上に新旧モデルが似た印象となるのがインテリアだ。
インパネ中央の丸型メーターがカーナビに変わっているが、全体的なデザインは共通性が高く、どう見てもミニらしいデザインである。
室内空間の広さとドアの使い勝手による乗降性に大きな違いがあるので、ファミリーユーザーが使うなら現行モデルほうが良いし、パーソナルな使い方をするなら旧型モデルで良い。

走り・燃費

動力性能や燃費面では新型が圧倒。ゴーカートフィールが際立つのは旧型

現行モデルは動力性能が向上するなど走りは着実に進化している。
現行モデルの2.0L車には8速ATが組み合わされる点も大きな差である。
燃費は新旧モデルで測定基準が異なるが、現行モデルのほうが確実に良くなっている。
新型は車体が大きくなったことにより、旧型のようなキビキビ感は若干薄れている。
ゴーカートフィールをより楽しみたいというのであれば、ボディの小さい旧型がお勧めだ。

価格

高年式の旧型は価格も高く、中古車としての旨みは少ない

現行モデルの価格は300万円台。旧型モデルの中古車も高いものは300万円台に乗る。
ミニの中古車はリセールバリューが高いので、あまり値落ちが激しくないのが特徴。
しかし、その分中古車を買う価格的旨みもない。
300万円台に入っているような高年式の旧型を買うのであれば、新型の新車を買った方が満足度は高い。
旧型を買うのであれば、年式は古くなるが100万円台の価格帯で流通しているものを狙おう。

新車とは全く異なる価格帯で買えるのが中古車の魅力だ。
できるだけ、たくさんのオプションが装備されているモデルが見つかれば、満足度はさらにアップする。


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中古車の価格帯(2015年12月時点)
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    - ~ -万円

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  2. 旧型 ミニクラブマン

    90~330万円

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自動車評論家 松下 宏(まつした ひろし)

自動車評論家 松下 宏(まつした ひろし)

中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。
誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。
そのため、大本命といわれている車種さえ外してでも自らの信念を貫き通す熱いハートをもつ。