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  • REVIEW 新旧比較レビュー

見た目はあまり変化が無いが、かなり中身は変わっている。
新旧ミニを比較した。

  1. レビューをまとめると…
  2. あまり代わり映えがしないので、見栄え重視なら旧型の中古車
  3. 完成度の高いメーカー純正ナビが装着可能
  4. オプションが豊富なので、中古のミニは装備をシッカリと確認する必要がある
最終更新:2016年12月13日

デザイン・パッケージング

見栄え重視なら、中古ミニなら安く買える

デザイン的には先代モデルも現行モデルも大きな違いはない。
良く見れば新旧モデルの違いが分かるとはいえ、似たようなデザインのクルマが安く買えるという点では中古車が魅力的だ。見映え重視であるならば、中古のミニで十分ともいえる。
新旧のミニを並べると、新型がやや大きいのが分かる。

インテリア

視認性や使いやすさにも優れたミニConnectedが装備された新型ミニ

インテリアも新旧モデルの違いは少ない。
ミニのアイデンティティーを継承したデザインが採用されているからだ。細かな部分で違いがあるが、全体的なイメージは新旧モデルともミニのものである。
装備では、新旧モデルに決定的な違いがある。新型車でセンター部分にカーナビが配置されたことだ。
これまでは汎用品を後付けするか、スマホなどで代用するしかなかったが、新型車では完成度が高く視認性も高いナビであるミニConnectedが選べるようになった。
ナビの操作は、BMWのアイドライブと似た操作で使いやすい。

走り・燃費

新旧ミニともゴーカートフィールは共通。どちらのミニも、走って楽しい

旧型ミニも良く走るクルマだ。3機種のエンジンごとに特徴のある走りを示していた。
中古車で買うなら、ミニONEではなくクーパーかクーパーSを選びたいところだ。
より刺激的な走りが可能なので、中古でも満足度は高い。現行ミニの走りも大きな違いはない。
ミニらしいゴーカート感覚が得られるのは新旧モデルに共通である。
新型ミニの特徴としては、3種類のモードを選んで走れることだ。
燃費はエンジンが新世代になった新型が優れる。

価格

中古のミニでも、相場が高め。装備やオプションを吟味して選ぶ必要がある

旧型ミニも年式の古いものは相場がこなれてきているが、それでも他のクルマと比べると年式の割には高い。
つまり、それだけ人気がありリセールバリューが高いということになる。これは、ミニの大きな魅力のひとつ。
高年式の中古ミニを購入して3年くらい乗っても十分に価格が付くのは、ある意味経済的だ。

とはいえ、ミニの中古車は、全体に相場がかなり高めである。ミニには多くのオプション装備があり、すべて理解するのは難しい。それでも、複数のクルマと比較して装着されているオプション装備の中身をチェックし比較して購入したい。
新車はエコカー減税対象にもなる
ので魅力的。
ただし、多くのオプションがあるので価格表に出ている素のモデルの価格では満足いかないと思っていたほうがよい。
購入予算が相当に大きなものになる覚悟が必要。新車では多くのユーザーが100万円くらいのオプションを装着している。実際の購入予算は本体価格+100万円くらいで考えておく必要がある。
新車値引きは、ほぼゼロなので、銀行系低金利ローンなどを探してでも、少しでも負担を減らしたいところだ。

ミニを最大限に値引く方法は?ミニの新車値引き攻略の特集記事はこちら▶︎▶︎
ミニクーパー「クリーンディーゼル車」VS「ガソリン車」の新旧比較レビューはこちら▶︎▶︎

中古車の価格帯(2015年12月時点)
  1. 新型 MINI

    190~550万円

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  2. 旧型 MINI

    42~72万円

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自動車評論家 松下 宏(まつした ひろし)

自動車評論家 松下 宏(まつした ひろし)

中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。
誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。
そのため、大本命といわれている車種さえ外してでも自らの信念を貫き通す熱いハートをもつ。