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<4WDの設定もあるハイブリッドセダンはユニークで、カローラとの差別化ポイントのひとつ>
![ホンダグレイス](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220920/20220920163944.jpg)
注目したいのは燃費性能。グレイスの燃費は34.4㎞/L。トヨタ のカローラ アクシオ ハイブリッドの33.0㎞/Lを上回る数値となった。さらに、フィットの量販グレードの燃費33.6㎞/Lをも超えた燃費性能だ。グレイスの燃費は、ハイブリッドセダンナンバー1の低燃費となった。
グレイスの魅力は、こうした燃費だけでなく4WDが用意されていることだ。カローラ ハイブリッドがFFのみなので、ハイブリッドのセダンとなるとグレイスしか選択肢が無いという状態。そのため、降雪地域の顧客にもハイブリッド車の優れた低燃費性能とエコカー減税の恩恵を提示することができている。
デザインは、フィットをベースとしながらも、フィットをまったくイメージさせないまったく違うスタイルとなった。フィット アリアでの失敗が生かされた。全体的なシルエットは、とにかくシャープでスポーティ。ボディサイドのシャープなキャラクターラインやバンパーなど、とにかくエッジの効いたデザインが特徴。スポーティさを前面に出すことで、コンパクトセダンにありがちな安っぽさや地味さを排除している。こうしたデザインへの考え方も、カローラとは違う部分。
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対して、カローラは古典的なセダンで、Aピラーを立てて、ルーフ後端までルーフをほぼ平行にし、Cピラーを立てている。これは、後席の居住性を重視したデザインでもある。
グレイスのインテリアも、フィットは違うデザインとされた。ゆとりある空間を感じさせるように、左右に広がり感を持たせたデザイン特長だ。ソフトパッドパネルの触り心地や縫製表現なども使い、上質さもアピールする。トランクスペースも、リチウムイオン電池の影響を受けることなく、標準的な容量を確保している。
また、グレイスのようなコンパクトセダンは、上級セダンからダウンサイザーも多い。そのため、静粛性にもこだわった。ボディ隙間から侵入するノイズを徹底的に対策。フロントガラスは、より厚いものを使用するなどし、吸音・遮音材を最適化。上級グレードのEXにはフロントウインドウに遮音ガラスまで投入している。
さらに、走りと実用燃費も重視。ボディ下部の空力パーツを投入し、走行安定性と低燃費の向上を図っている。乗り心地に関しては、サスペンションが受け止める力の大小に応じて、力の伝え方を振り分ける入力分離式ダンパーマウントの採用。上質な乗り心地を実現した。
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グレイスは安くはない。価格は1,950,000円から。カローラの価格と比較すると、エントリグレードが1,950,000円なので、3万円安い設定にはなっているといった程度。4WDがあるので、売れるという自信もあるのだろう。しかし、ホンダにはほとんどセダンの顧客がいないことを考えると、もう少し価格訴求力があっていい。
グレイスの選び方は、エントリグレードは装備が貧弱。そのため、お勧めグレードはLX(2,040,000円)からということになる。LEDヘッドライトも標準装備なので、これに自動ブレーキのあんしんパッケージを装備し、あとは好みのオプションで十分といったところだ。
■ホンダ グレイス価格
・グレイスHYBRID DX FF 1,950,000円~・グレイスHYBRID EX 4WD 2,409,800円
![ガリバーの初売りSALE2015](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220920/20220920163919.gif)
グレイスのカタログ情報
- 平成26年12月(2014年12月)〜令和2年7月(2020年7月)
- 新車時価格
- 175.0万円〜265.0万円
グレイスの在庫が現在5件あります
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