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ん?なんのこと?とお思いの方。通常の圧力(大気圧)下では水は100℃で沸騰しますよね。冷却水は熱いエンジンの隙間を通り、暖められて膨張します。でもクルマのなかの水の通路は大きくなったり小さくなったりしません。水温が高くなっても膨張させない=水蒸気にさせない。ラジエーターのキャップでぎゅうっと圧力をかけて押さえつけ、水温125度位まで沸騰させないようにしています。この方が放熱する効率もいいのです。
新車から5年以上を経過しているクルマについては、 点検の際にこの圧力も計測してもらった方がいいで しょう。日本車であれば10年間何もメンテナンスが要らないイメージがありますが、水回りのトラブルはエンジンに深刻なダメージをもたらす事があります。「変えた方がいいよ」と言われたら交換しておきましょう。純正品ならば1500円くらいです。
加圧型のアフターパーツがありますが、あれをやる時は、ホース(ゴム・樹脂)を強化する事もおすすめ。やらないと純正のホース類にそこまで耐久性がないので、負荷がかかる事になります。 それが原因のひとつでホースをパンクさせた経験があります、私。
あ、もう一つ。オーバーヒートした時に、ボンネットを開けるのはいいですが、すぐにラジエーターキャップを開けないで下さいね。キャップは素手で触れない程熱くなっ ています。そしてそれを開けたら125℃以上になっている水蒸気と沸騰した熱湯が飛び出してきますよ!!