ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

意外と知られていない 省燃費運転のコツ3

先週は穏やかな加減速で効率の良くない「波状運転をしない」お話でした。今週は減速時のエンジンブレーキの使い方。

図で表すとこんな感じです
①============★ーーー|
②====☆ーーーーーーー★ーーー|
↑この間が省燃費↑

①★フットブレーキでとまった場合
②☆でギアをBレンジやLレンジにした場合

フットブレーキは効きが良くすぐ停まれますが、踏むまで普通に燃料が出続けています。そこで、下り坂などを走行する時にはエンジンブレーキを利用します。電子制御されている今時のクルマはエンジンブレーキが作用していると燃料をカットしてくれるんですね。

ATやCVTのクルマの場合、DレンジのままでアクセルOFFするだけではエンジンブレーキが作用する領域が少ないので、BレンジやLレンジを使いましょう。ブレーキランプが点かないので、後ろのクルマに合図するのがエチケット。

ハイブリッドの場合、省燃費だけ考えるならば、電気で走る>エンブレで省燃費、なので、Dレンジのままが良さそうです。

※ハイブリット車は減速するために棄てている熱エネルギーを電気的に回収して充電(回生)し、エネルギーを再利用します。トヨタのハイブリッドの場合、Bレンジに入れた場合、充電よりも減速することにエネルギーを多く使うので、発電量が減ってしまうからです。

むーさん