ドイツ・ポルシェAGは、12月に開催させる北米・ロサンゼルスモーターショーで、ライトウェイトロードスター「ボクスター スパイダー」を発表する。これに先駆け、ポルシェ ジャパンではこのボクスターの新たなトップレンジモデル「ボクスター スパイダー」の予約受付を11月7日よりスタートする。
かつてボクスターの特別仕様車に冠されたこともある「スパイダー」のネーミングだが、今回のモデルは単なる限定車ではない。ポルシェ自らボクスター、ボクスターSに続く第3のバージョンだと説明するように、往年の名車「550スパイダー」などと同様にオープンスタイルを前提とした軽量モデルだ。最低限の雨露がしのげる軽量ソフトトップが取り付けられ、ボディは大幅な減量を実施。重心も下げられている。また「カレラGT」を想わせるワンピースのリアリッドも印象的だ。車両重量は実に1275kgと現在のポルシェ車ラインナップ中最軽量を誇る。搭載されるエンジンは6気筒 直噴3.4リッターエンジン。ボクスターSに比べ最高出力は10ps高い320psを発揮する。PDK・スポーツクロノパッケージ車でローンチコントロールを使用した際の0-100km/h加速は4.8秒。オープン時の最高速度は267km/hだ。いっぽうで新欧州走行サイクル「NEDC」燃費は9.3リッター/100km(1リッターあたり約10.8km/L)と十分な低燃費を誇るのもイマドキのスポーツカーらしい。
このスパルタンな「ボクスター スパイダー」は、2010年2月より欧州から順次導入される見込みだ。日本仕様の価格は消費税込みで913.0万円/866.0万円[7速PDK/6速MT]。ステアリングは左のみの設定である。
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