25年の歴史にピリオドが打たれる

 トヨタは、GMとの合弁事業であるNUMMI[New United Motor Manufacturing,Inc./米・カルフォルニア州)へのカローラ・タコマの生産発注を2010年3月生産分を持って打ち切ることを明らかにした。すでにNUMMIではGMの生産が撤退しており、現在はトヨタ単体で生産を続けていた。トヨタでは単独でのNUMMI事業継続の可能性についても検討していたが、その見込みが立たないことから撤退を決めた。
 NUMMIは、1984年よりスタートしたトヨタとGMの合弁事業。日米の自動車メーカーが手を結び協業することは、当時大きな話題になった。今年で25周年を迎える。
 なお現在NUMMIで生産されるトヨタ カローラはカナダと愛知の生産拠点へ一時的に移されるが、日本生産分については将来的には北米への移管も予定する。