ライター紹介

221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。

今こそメルセデス。
 御無沙汰しております。すっかり夏めいてまいりました。いかがお過ごしですか?
 今回は、新車ではW212シリーズがローンチされたばかりの、洋の東西関係なく、事実上のあらゆる自動車の標準器、メルセデスベンツのEクラス。往年の名車W124を伴侶にする筆者として、このタイミング、一言献上しないわけにはまいりません。

'07年式 メルセデスベンツ E320 CDIアバンギャルド「3,988,950円」

※下記は6月19日現在のガリバー ネット割対象 中古車の在庫で、既に販売が終了している場合があることをご了承ください・・

真新しいEクラス、それはいいでしょう。

とはいえ、出たばかりのものを、いくらメルセデスとはいえ、いきなり盲目的に受け入れることができるほどのロマンチストではなく、むしろ、昭和の表現をすれば「おセンチ」な筆者、触れるのは「古い方」W211、今は昔、先代のEクラスであります。 

これもある意味「最善」の選択

小生、そもそも闇雲にベンツが好きなわけではございません。「90年代のメルセデス」に「傾倒」しているのです。「最善か無か」のスローガンを掲げ、いちいち建具屋さんで調達したような荘厳なウッドパネル、大きな天井のファンでも回りだしそうな、やはり重厚なプラスチックのスイッチ類の出来と扱いやすさ。すべての雑念を封じ込めるかのような、ドアの盤石な開閉音は、過言ではなく、これだけで三杯の飯がイケるというものです。過剰品質、やりすぎなんですね。それでいてこの時代のメルセデスには、なにか休日を山荘で過ごす優雅さのような空気を持っていると思うのです。決して華美ではない。かといって、忘れることのできない存在感。この時代のメルセデスには、孤高の価値観が宿っております。
 そんな筆者、最近のメルセデスなら、いっそ振りきれてCLS350(かっこだけなので350でいいのです!!V8は特に必要ないです。)か、このE320CDIがいいのではないかと思っています。W124以来、久々の正規輸入のディーゼルエンジンを搭載したミディアムクラスメルセデスであります。機械としても熟成され、乗ってよし。使ってよし。精悍ないでたち、最終型になって質感の上がったW211の最終のCDI、非常に最近のモデルにあって、やはり「最善」は宿っているのではないでしょうか。 

世界共通のエアポートエクスプレス

ベンツのディーゼル。世界中でタクシーといえばこれです。その国のメーカーがその国のタクシーのために車を造っている日本とアメリカ(サンタナなどの型落ち外車を使っている中国)以外では、代表的なタクシー車両です。  
 ただ、日本でも都内のとあるタクシー会社が導入して話題になりました。(これと同じ黒のアバンギャルドのほか、市販ではリミテッドと称して廉価版が出ていましたが、トリムレベルがエレガンスのこちらも相当数導入されているようです。)  
 日本では近く成田空港アクセスのための鉄道新路線ができるそうですし、JRでは2代目のN'EXも登場するなど、空港へは鉄道アクセスが主流。でも世界の大都市で、特に明け方の空港への足の定番はと言えばみんなこれ、ベンツのタクシーです。なめらかで早い。ほんとに速い。トルクはV8に匹敵。夢心地を強引に後ろに置き去るかのような加速感、なめらかな滑走はあなたを的確にフライトに導くことでしょう。そしてメルセデスには特有の安心感があります。初めて訪れる街のタクシーがベンツだったとき、守られている感じを実感することでしょう。空港でアラブ系の運転手さんが片言の英語で旅を案じてくれたりする。旅先でのベンツのタクシーがもたらす安心感が、不安をいい旅の思い出へと変えてくれることでしょう。 

前はごく普通のメルセデス!

どこまでも、どこまでも。

迷うのも一興!すべての寄り道が目的地になる。

流行の1000円ツーリズモ対応中!!

ついでに流行りの「エコロジー」。いくら軽油が高くなったとか揶揄したところで、レギュラーガスより安い燃料で、リッターあたり10キロを超え、15キロに迫る走行を可能にする動力源としての性能は、間違いなく経済的。経済性を根拠にし、CO2排出をガソリンエンジンより低減できる低環境負荷エンジンはエコロジーの王道ではないでしょうか。
 日本は現在、週末だけ「1000円高速」になります。このクルマなら、もっと遠くまで1000円でいけます!!
 ほかのあらゆる選択肢を閉ざされても不満のないことが請け合いな一台、実は筆者、ロックオン状態でございます。
 日本仕様は通常カタログモデルがこちらのアバンギャルド仕様。かっこいいです。後期の精悍な顔つきも手伝って、ファーストカー候補にはうってつけの一台といえるでしょう。

必須です!!

コンビハンドルで高級感もひとしおです。

この車で旅に出ましょう。