スズキ歴史館 外観

スズキ歴史館

開館時間:9時〜16時30分
休館日:スズキ本社の休業日、年末年始、夏期休暇など
入館料:無料(完全予約制)

スズキの歴史や製造技術が見学できる!

スズキ歴史館 館内

 1909年に創業したスズキの「歴史」と「ものづくり」に対する情熱を紹介する「スズキ歴史館」が2009年4月1日に開館し、4月13日から一般公開を始めた。このスズキ歴史館は、静岡県浜松市のスズキ本社に隣接した施設で、地上3階建ての館内にはスズキの歴史やクルマの生産などに関する技術が多数展示されている。
 最上階の3階は「スズキものづくりの歴史」、2階は「スズキのものづくり(開発から生産まで)」と、テーマごとにフロアが分けられている。また1階には4輪や2輪、そして船外機など最新のスズキ製品が展示され、スズキのすべてが凝縮されているのだ。
 スズキ歴史館の開館時間は9時〜16時30分、開館日は原則としてスズキ本社の稼働日に準ずるが、土日は見学が可能となっている。入館料は無料だが完全予約制で、スズキ歴史館のホームページなどで予約を受け付けている。

●3階:スズキものづくりの歴史

スズキ歴史館 3階入り口
3階の入り口は、創業当時の社屋をモチーフにしたもの。
創業者 鈴木道雄氏
入り口の脇には創業者の鈴木道雄氏の胸像が展示されている。
2代目社長 鈴木俊三氏
1952年製の2輪車「パワーフリーE2」などのバイクも数多く展示されている。
スズキ スズライトSS(1955年)
日本初の軽4輪車「スズライトSS(1955年)」
スズキ スズライト フロンテTLA(1962年)/スズライト フロンテFEA-2(1965年)
スズライト フロンテTLA(1962年)/スズライト フロンテFEA-2(1965年)
スズキ コレダ250TB(1961年)
当時としてはハイパワー(20ps)な2輪車「コレダ250TB(1961年)」
スズキ スズライト キャリイFB(1961年)
スズキ初のトラック「スズライト キャリイFB(1961年)」
スズキ スズライト キャリイL20(1965年)
居住性と積載量を改善した「スズライト キャリイL20(1965年)」
スズキ フロンテ360(1967年)
RR方式で居住性を重視した「フロンテ360(1967年)」
スズキ フロンテ360SS(1968年)
フロンテ360のスポーティ版「フロンテ360(1967年)」
スズキ フロンテ360SS(1968年)
ミラノ〜トリノ間(750km)を平均122.4km/hで走破し耐久性を証明した。
スズキ フロンテ800(1965年)
当時の流行を先取りしたフォルムが特徴の「フロンテ800(1965年)」
スズキ RM62(1962年)
1962年のマン島TTレース(50ccクラス)で優勝した「RM62(1962年)」
スズキ フロンテ71(1971年)
フルモデルチェンジで水冷エンジンを搭載した「フロンテ71(1971年)」
スズキ キャリイバン万博電気自動車(1970年)
1970年の万博で使われた「キャリイバン万博電気自動車(1970年)」
スズキ フロンテ クーペ(1971年)
フロンテの2ドアクーペ仕様である「フロンテ クーペ(1971年)」
スズキ ジムニー(1970年)
軽自動車初の本格派クロカンモデルである「ジムニー(1970年)」
スズキ ジムニー(1970年) インテリア
鉄板がむき出しのインテリア。外観同様、非常にシンプルなデザイン。
スズキ アルト(1979年)
アルト47万円のキャッチコピーで登場した「初代アルト(1979年)」
スズキ マイティボーイ(1983年)
ピックアップスタイルを取り入れた「マイティボーイ(1983年)」
スズキ LT125D(1983年)
スズキが初めて開発した4輪バギーである「LT125D(1983年)」
スズキ ビターラ『エルトン・ジョンモデル』(1988年)
ドイツで限定発売された「ビターラ『エルトン・ジョンモデル』(1988年)」
ビターラ『エルトン・ジョンモデル』(1988年)
展示車のボンネットやドアにはエルトン・ジョン直筆のサインが入っている。
スズキ ワゴンR(1993年)
軽自動車初のRJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞車「初代ワゴンR(1993年)
スズキ カプチーノ(1991年)
軽自動車としては珍しい本格派オープンスポーツ「カプチーノ(1991年)」
スズキ RGV500γ(1988年)
WGP復帰初戦で優勝を果たした「RGV500γ(1988年)」のワークス仕様
スズキ X-90(1995年)
斬新なデザインが特徴の小型本格派SUVである「X-90(1995年)」
スズキ ツイン(2003年)
全長を切り詰めた独特なパッケージングが特徴の軽自動車「ツイン(2003年)」
スズキ MRワゴン(2001年)
当時の軽自動車としては最長の室内長を誇った「MRワゴン(2001年)」
スズキ MRワゴン(2001年) 長嶋茂雄氏&星野仙一氏直筆サイン
スズキ提供のラジオ出演した際に、長嶋茂雄氏と星野仙一氏が書いた直筆サイン。

アルト誕生30周年&世界累計販売1000万台達成イベントも開催

初代スズキ アルトと鈴木修社長
歴代スズキ アルト

 今年はスズキ アルトが誕生してちょうど30周年を迎えた。さらに3月末時点で世界累計販売台数が1000万台に達し、スズキ社長の鈴木修氏が、スズキ歴史館で記者会見を行なった。
 アルトが誕生した1970年代は、軽自動車免許の廃止や車検制度の導入などで、軽自動車市場が冷え込んでいた。そんななか、当初の発売時期から1年遅らせて初代アルトが誕生したのだ。
 この間に「女性が気軽に使える」クルマとして使い勝手など、クルマとしての魅力をさらに高め、徹底したコストダウンにより、中古車並みの47万円(モノグレード)という驚きの価格を実現した。また当時は地域ごとに輸送費が設定され、異なる車両価格が一般的だったのに対し、全国一律で47万円という価格を実現したのも注目を浴びたポイントであったという。そのおかげで月販目標5000台を大きく上回る大ヒットを記録したのだ。

●2階:スズキのものづくり(開発から生産まで)

2階にはスズキのクルマが開発、生産されるまでの様子が展示されている。会議室での会議の様子からクレイモデルの制作、そして耐久&衝突テストなどの様子が、順を追って展示されている。
スズキ歴史館2階展示フロア
開発会議の様子
スズキ歴史館2階展示フロア
クレイモデル(ミニチュア)
スズキ歴史館2階展示フロア
クレイモデル(1/1スケール)
スズキ歴史館2階展示フロア
カットモデル
スズキ歴史館2階展示フロア
走行テスト用車両
スズキ歴史館2階展示フロア
衝突安全テスト車両
スズキ歴史館2階展示フロア
エンジン組み付け工程
スズキ歴史館2階展示フロア
内装取り付け工程
スズキ歴史館2階展示フロア
ドア取り付け工程
スズキ歴史館2階展示フロア

クルマの生産ラインでは、このようにさまざまな車種が同時に流れ、効率的に生産されているのだ。

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