走らずにはいられない車たち
師匠も走る十二月。猫も杓子も走りたい、走らずにはいられない12月。ドライブに出ませんか?走らずにはいられない車たちをご紹介いたします。
※下記6台は全て12月4日現在のガリバー特選中古車在庫で、既に販売が終了している場合があることをご了承ください・・・
日産 スカイライン 350GT プレミアム(H15年式)「228万9000円」
秋深まり、こういうさっぱりとしたクーペがよいのです。ジワリとしみます。先日お土産の鱒ずしを頂きました。いい塩梅でした。ああいう絶妙な塩梅の車がほしいのです。こういう車で、雪が降る前に目一杯ドライブをしたいのです。清里あたりまで一気乗りというのはいかがでしょうか。着くなり、澄みきった青空のもと、コーヒーでも淹れたら上質の冬時間が過ごせることでしょう。白い息で満面の笑みを浮かべるあなたに、アルプスの峰峰も微笑むこと請け合いです。
BMWアルピナ B7 スーパーチャージ(H19年式)「991万6200円」
「ニュルンベルグのマイスタージンガー」をご存知ですか?ワーグナーの作品としては「ニーベルングの指輪」でしょうが、人として観るべきはこちらなのではないでしょうか。これにハンスザックスという靴屋の親方が出てきます。昔は、トップたるもの、歌がうまい人が選ばれたそうです。さてこのアルピナ、かのドイツのエンジンのウルサ方のBMWを持ってきて全ばらし、再研磨をして組み上げる、こだわりのエンジンを積んでいます。エンジンはただならぬ甘美な歌を歌い上げます。ハンス・ザックスもきっと唸ることでしょう。あのBMWとは違います。バイエルンの森を制したも同然です。
マツダ RX-8(H15年式)「118万6500円」
やはり、ル・マンコンシャスなこの車も外せません。ル・マンを制したのです。日本車はロータリーしか制していないのです!トルクが細くてもいいのです。(案外細くもないですが。)どこまでも回るバンケルエンジンの高揚感。それだけで良いのです。日本からあのBMWに回答を出せるのは、この車しかない。唯一無二・孤軍奮闘は名車の証。ロータリーエンジンこそ孤高の心臓。名車の証であります。
BMW 650i カブリオレ(H18年式)「752万3250円」
なにやら仰々しいBMWが続くなあ、と嘆くなかれ!アルピナはアルピナである。BMWにあらず!!であります。かといって、今回のような車種選定でBMWを外してよいはずはありません!ということで今回は「番長」にお出ましいただきます。なんとも優美な純白のボディ。屋根を下ろしたらそこには、くらくらしそうな真紅のレザー内装が奢られております。このコーデはなかなか隅に置けません。屋根を下ろして「ハッとする」ことは大変重要な要素ですが、この車は素敵過ぎてすでに反則であります!!「番長」というよりも、千代田区の「番町」あたりの高級マンションの横付けされているのが相応しい、とても贅沢な一台です。
ジャガー XJ エグゼクティブ 4.0(H13年式)「214万2000円」
私事、最近私は真剣に、このX308系のジャガーに乗ってみなければならないような気がしているのです。確かにボディサイズからすると決して広いとはいえない室内ですが、それは決して窮屈なのではなく、心地よいタイト感がそこにはあります。最近日本でちょくちょくアイコンになる「おもてなし」ですが、ジャガーはもうかなり昔からこの「たたずまい」が売りなのです。極めつけは、逆アリゲーターのボンネット、車好きに絶対刺さる要素でしょう。明るい外装はこの車自身をとても華やかに表現しています。明るい内装は、乗る人の笑顔を思いっきり映えさせます。こんなコーディネート、初代オーナーに感謝です。
ダイハツ コペン タンレザーエディション(H17年式)「150万0450円」
今年の秋はいまいち満喫しなかった、とお嘆きのあなた。この洒落たコペンでちょっと遅い秋を満喫してみてはいかがでしょうか。ふらっとでかけた神保町。入った古書店でなぜか「志賀直哉全集」とかがあなたを呼んでも、ご安心下さい。屋根を下ろさなければ、実は広いコペンのトランクは、あなたのちょっと遅い「読書の秋」を全面的にサポートしてくれることでしょう。でも読書の後はもう一度書を捨て、町へ出よ!そのときは是非屋根を下ろして下さい。そこまできている冬の空を迎えに行こうではありませんか。
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職業:自動車情報サイト「CORISM」編集部
今ネットで最も注目される(自称)新進気鋭の自動車メディアサイト『CORISM』編集部。07年より日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員にも任命されるなど、着々とメディアとしてのパワーを拡大しつつあるのは確かだ。
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