一段と洗練されたアウディA4アバント！
ヨコハマを訪れると、いつも独特の心地良い空気を感じる。そのヨコハマで今回はアウディA4アバントに試乗した。結論から先に言おう。もし私がヨコハマに住んでいるなら（住んでいなくても）アウディA4アバントは欲しい車の一台だ。
何が気に入ったかと言えば、まず「見てよし」のスタイルだろう。新しいA4アバントは、従来のアウディ車のスタイルを継承しながら一段と洗練された。ボディサイズは拡大し、チョット見ただけではA6と見間違う程の大きな存在感がある。特に私が好きなのがヘッドライトの下にある片側14個の白色LEDからなるポジショニングランプ。ただ一直線にLEDを並べるだけではなく曲線を上手く使いカッコいい。ポルシェ911ターボも同様にLEDを使っているが、A4の方が間違いなく美しく先進性を感じる。
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室内、足回りも期待を裏切らない満足度！
次に「触ってよし」は室内の作り込みである。パネル継ぎ目も綺麗で、シートやスイッチ類に触って高級感を感じるのは、この価格帯ではアウディが先頭を走っている。また室内は明るく開放的で、アウディを運転しながら見るヨコハマはいつも以上に気持ちを和ませる。赤信号のため交差点に止まっていたら、国産ワゴンに乗るドライバーの熱い視線を感じた。アバントだから実用性もセダンボディより高い。リヤシートは大柄な大人２人が座っても快適な空間を確保している。さらに60:40の分割可倒式リヤシートを倒せば広大なスペースが広がり、競合他車を上回るとメーカー言うのも納得出来る。
そして「乗ってよし」である。エンジンは旧型車比較で平均14パーセントも燃費を改善した２種類が用意されている。1.8リッターはターボが付いて160ps、3.2リッターはV6で265psもある。1.8リッターモデルの駆動方式はFWDで、トランスミッションは無段可変オートマチック。運転してみると数値以上にとても元気なエンジンである。不用意にアクセル踏み込むと前輪のスキール音を立てながら猛然と加速する。パワフルであるが気難しくはなく1,500回転の低回転から250Nmの最大トルクを発生するエンジンは混雑した街でも扱い易い。運転席のシートは調整幅が大きく、どんな体型の人でもベストポジションが得られる。良いシートともに乗り心地は良く、ドイツ車特有の引き締まった足回りは乗る人の期待は裏切らない。
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落ち着き、上質感ある3.2リッター
次に3.2リッターに乗りかえてみる。駆動方式はクアトロシステムによる４WDの違いはあるが、1.8リッターと別の車種と感じる程どっしりとした落ち着きがある。速さ、ハンドリング、乗り心地は十二分だと感じた1.8リッターの二階級上の車種の様に感じる。内装は同じデザインであるが素材の違いにより上質感を更に高めている。車両価格の差（226万円）も納得出来る。
軽快な1.8リッターモデルと、高級感に満ち溢れた3.2リッターモデル。スタイルは一緒だが別モデルと思わせる程の明快な違いがあった。
余裕があり、全てに最高のクルマを欲しい人には3.2リッターモデル、しかしヨコハマで乗るなら少し目立つ色のボディカラーと明るい内装の爽やかな1.8リッターをお勧めしたい。
written by 丸山 和敏
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代表グレード
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A4 アバント 1.8 TFSI
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ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高）
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4705×1825×1465mm
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車両重量［kg］
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1560kg
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総排気量［cc］
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1798cc
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最高出力［ps(kw)/rpm］
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160ps(118kw)/4500-6200rpm
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最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］
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25.5kg-m(250N・m)/1500-4500rpm
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ミッション
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無段変速トランスミッション
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10・15モード燃焼［km/l］
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13.4km/l
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定員［人］
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5人
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税込価格［万円］
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437万円
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発売日
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2008年8月19日
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