今年で12回目の開催となる『ラ フェスタ ミッレミリア2008』が10月11日、東京の明治神宮からスタートした。今大会の主な出場者は、過去2回の優勝経験(1998年、2000年)を持つタレントの堺正章さんや、本場イタリアのミッレミリアで日本人トップの成績で完走を果たした雅楽奏者の東儀秀樹さん、そして4回目のチャレンジとなるパンツェッタ・ジローラモさんなど。
今回参加する世界的な名車111台のうち、1939年に製造されたクルマは、なんと35台。参加車両中、もっとも古いマシンは今から80年以上も前に製造された1923年製のブガッティT22。国産車では1967年製のトヨタ 2000GTが最古。これらのクラシックカーが、いまだ現役で走っているというのには驚かされる。
スタート会場の明治神宮では、スタートセレモニーが行なわれたが、当日はあいにくの雨。それでも111台のクラシックカーが集結し、1600km先のゴールである横浜元町ストリートを目指しスタートしていった。
『ラ フェスタ ミッレミリア2008』のコースは、1都9県(東京/埼玉/群馬/栃木/福島/宮城/山形/茨城/千葉/神奈川)にわたる約1600kmの道のり。現代のクルマであればなんてことのない距離だが、クラシックカーにとっては過酷な道のりといえる。「古いものに敬意を」、「いくつになっても心は少年」、「イベントに参加するすべての人々と友情の輪を広げる」という基本精神は第1回大会から普遍のもの。来年以降も多数のドライバーが参加することは間違いないだろう。注目のゴールは10月14日横浜元町ストリートだ。