ホンダ 第三世代歩行者ダミー「POLAR III」

腰部、大腿部の傷害評価を可能に

 ホンダは、SUVやミニバンとの歩行者衝突事故に多い腰部や大腿部の傷害低減をめざし、第三世代の歩行者ダミー「POLAR III」による歩行者衝突実験を年内より開始する。
 「POLAR III」では従来の膝部靱帯損傷や脛部骨折に加え、腰部、大腿部の人体忠実度を向上させることで、腰部、大腿部の骨折の評価も可能としている。
 今回の第三世代歩行者ダミー「POLAR III」では、最近増加しているSUVやミニバンなど車高の高いクルマとの衝突で傷害を受けやすい腰部、大腿部に着目した。より広範囲にわたる詳細な解析を可能とするため、人体特性に近い材料選択や形状の見直し、各部位の特性の人体に対する検証などにより、腰部、大腿部など下半身の構造を進化させている。


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