インテリアではまず大人7人がしっかり座れる室内空間がポイントだ。3列目のシートに大人が座っても、頭上にも足元にも窮屈さを感じさせないだけの広さがある。しかも2列目のシートを倒して3列目に乗り降りするのも容易で、基本パッケージが良く煮詰められているのが分かる。
1列目から3列目まで、シートの座面高が後に行くに連れて段々に高くなっている。これによってどの席に座っても視界の開けた快適なドライブが楽しめる。視界の良さは運転席に座っても感じることで、Aピラーやドアミラーによる死角が小さく、また車庫入れするときの斜め後方視界なども十分に確保されている。この視界の広さは安全や運転のしやすさにつながるものだ。
ただ、2列目シートの中央席に3点式シートベルト&ヘッドレストがないことや、3列目シートのヘッドレストを伸ばしたときの高さがやや不足していることなどが指摘できる。このあたりは企業の方針としてしっかりやって欲しいところだ。
安全装備は横滑り防止装置のVDCがターボ車だけにオプション設定で、自然吸気エンジンの搭載車には設定がなく、SRSサイド&カーテンエアバッグは全車にオプション設定だ。スバルではオプション装着の組み合わせに条件が付き、ほかのオプションとの関係でSRSサイド&カーテンエアバッグが装着できなくなるケースもあるので注意したい。