日野 大型観光系ハイブリッドバス「日野セレガハイブリッド」  画像 エクステリア サイド

同時に平成27年度燃費基準を達成

 日野は、国内唯一の大型観光系ハイブリッドバスをフルモデルチェンジし「日野セレガハイブリッド」として5月12日発売した。
 日野は1997年に世界初の高出力大型観光系ハイブリッドバスを発売して以来、今回11年ぶりにフルモデルチェンジを行った。
 新型「日野セレガハイブリッド」は、新型の軽量・高出力エンジンと専用のハイブリッドシステムを組み合わせたA09C-1M型(総排気量8.9L)により、排出ガスの低減と燃費改善を実現。これにより、平成17年(新長期)排出ガス規制に適合、国土交通省低排出ガス重量車「NOx&PM10%低減」の認定を受け、平成27年度燃費基準も達成した。
 また、標準装備のアイドルストップシステムにより停車中の燃料消費を抑制して、CO2削減に寄与するほか騒音も低減したほか、電動機付の新型エンジン(A09C-1M型)は、前モデルに対して最大出力を29kW(40PS)、最大トルクを471N・m(48kg・m)向上した。
 さらに、操安性の向上、快適な室内空間・室内空調も実現している。
 メーカー希望小売価格(消費税込み)は、4324.74万円。
 なお、新型「日野セレガハイブリッド」は7月開催の「北海道洞爺湖サミット」においてシャトル・バスとして使用される予定。また、低公害車フェア「エコカーワールド2008 in神戸」(5月17日、18日に神戸市で開催)、「エコカーワールド2008 in横浜」(6月7日、8日に横浜市で開催)にも出展が予定されている。