日産 エクストロニック CVT

搭載率北米47.4%、日本43.8%

 日産の2007年度のCVT(無段変速機)搭載車のグローバル販売台数が、100万台を突破した。
 CVTは、優れた伝達効率と無段階の変速によって、アクセル操作にリニアに反応する加速感を両立する変速機。日産はこのメリットに早くから注目し、1992年「マーチ」に始めて採用した。さらに、2002年には技術的に困難とされていた大トルクエンジンへの適合に成功し、世界で初めて3.5Lの大排気量エンジン用CVTを実用化した。
 日産は、2005年、CVT搭載車のグローバルでの販売台数を2004年度の約25万台から2007年度に約100万台に拡大することを発表し、搭載車種及び販売拡大に取り組んできた。
 その結果、2007年4月〜2008年3月末までのCVT搭載車販売台数はグローバルで約108万8千台に達し、同社の乗用車総販売台数に占めるCVT搭載率はグローバルで2004年度の約7%から約28.6%になり、北米では47.4%、日本では43.8%となった。