一体感のあるハンドリングと快適な乗り味を両立させた
アメリカンカスタムの代表的な存在として登場した初代のセレナライダー。今回はニューモデルをベースにし、スポーティ&ダイナミックにそのコンセプトを変えた。エクステリアは、専用のグリルと大型のバンパースカート、サイドスカート、リヤバンパーやクリアタイプのコンビネーションライトなどでスポーティ感を演出。やはりエンジンにも手を加えたハイパフォーマンススペックもラインナップされ、より走りに特化したモデルに仕立てられている。高回転域のシャープさはかなり気持ちがいいが、特徴的なのはそのボディチューニングだ。タワーバーやクロスバーなどでボディの剛性を高めた上に、ボディの振動を打ち消すパフォーマンスダンパーを装着。エンジンの振動やボディを伝わる足回りのノイズが打ち消され、上級モデルに乗っているかのような感触が味わえる。ハンドリングはスポーツモデルのような一体感があり、アクティブに走りたいユーザーに最適だ。
メッキ処理が施されたフロントグリルが強烈な個性を放っている。
クリアタイプのリヤコンビランプや専用のリヤバンパーがいかにもスポーティな雰囲気。適度なローダウンフォルムでさりげなく個性を演出している。
インテリアも専用アイテムがおごられている。シート地は写真の本革のほか、ファブリックもラインアップする。
タワーバーやクロスバーを装着し、ボディ剛性をアップ。これらのパーツのおかげで一体感のあるハンドリングが味わえる。
専用品の16インチホイールは、メッキの質感も高く高級感を感じさせる。
控えめなデザインのマフラーは、スポーティなサウンドが特徴だ。
代表グレード | ライダー ハイパフォーマンススペック レザーシート(FF) |
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4715×1740×1820 |
車両重量[kg] | 1650kg |
総排気量[cc] | 1997cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 147ps(108kw)/5200rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 21.1kg-m(207N・m)/4800rpm |
ミッション | CVT |
定員[人] | 8人 |
税込価格[万円] | 295.575万円 |
レポート | 田草川弘之 |
写真 | 佐藤靖彦 |