トヨタ特別賞に「省エネ・排出削減と持続可能な発展　学校・社会行動プロジェクト」

　トヨタ、中国共産主義青年団中央、中華全国青年連合会（全青連）は、2005年７月に共同で創設した「中国青年トヨタ環境保護賞」の2007年度表彰式を４月８日、人民大会堂（中国・北京市）で開催した。
　同賞は、「みんなの地球、みんなの責任」をテーマとし、中国の青年層を対象に、環境保護活動の提案を募集し、優秀プロジェクトを選定・助成するプログラム。受賞者には、環境保護活動のための奨励金や、日本への研修旅行の機会が与えられる。トヨタは同賞に対し、2005年度から３年間に渡って、毎年350万元（約5000万円）を提供している。
　2007年度は中国の環境専門家、環境関連記者等からなる選考委員会が、中国全土から寄せられた270件の応募の中から、「トヨタ特別賞」1件、「一般助成賞」10件、「貢献賞」20件を選出。「トヨタ特別賞」を受賞した「省エネ・排出削減と持続可能な発展　学校・社会行動プロジェクト」は、北京教育科学研究院が、指定する100のモデル校の学生と周辺コミュニティに対し、省エネ・排出削減についての教育を実施し、環境問題への意識啓発を図るというもの。
　表彰式には、政府関係者、全青連幹部、トヨタ関係者等、約150名が参加した。