注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:フィアット 500(チンクエチェント)

フィアット 500の魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所)

 フィアット500(チンクエチェント)が日本でついに正式デビューした。今から50年以上前の1957年に開発され、世界中で愛された名車だ。ここ日本では、宮崎駿監督が手がけた「ルパン三世・カリオストロの城」で、ルパンが乗っていたクルマとして有名だろう。ルパンの影響もありマニアには今なお根強い人気がある。

 新型フィアット500は、その初代モデルの面影を残しつつ、最新技術により生まれ変わった。欧州の最も厳しい排ガス規制であるEuro5に対応できるよう設計されている。当時はリアエンジン・リアドライブだったが、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)に改められている。安全面でも最新の配慮がなされるなど人にも環境にも優しいクルマとなり、また、居住性も格段に向上している。ルパンのように窮屈そうに運転する必要はなく、大人4人がゆったり乗れるサイズに仕上がっている。

 エンジンラインアップは、本国などでは1.2リッター、1.4リッターに加えターボディーゼルも用意される。そのいっぽうで、日本では今のところ1.2リッターモデルのみの設定となり、走りの面では若干不満があるかも知れない。ライバル候補のミニはベーシックなワンに1.4リッター、クーパーには1.6リッターエンジンが搭載されていることを考えると、1.4リッターあるいはターボディーゼルの日本投入が待ち望まれるところだ。もちろん環境の事を考えればこの1.2リッターの選択がベストなのだが…。

 前述したように、ルパン三世により強烈な印象を残した同車だけに、今回もルパン三世とタッグを組んだプロモーションが行われている。4月に発売されるDVD「ルパン三世 GREEN vs RED」に出演契約。またも主人公がフィアット500に乗り活躍するということで、若い世代には知名度の低いフィアット500のブレイクが期待される。

今回のクルマ
Specifications
グレード
1.2 8V ラウンジ
ボディサイズ
3545x1625x1515mm
エンジン型式
169A4型
総排気量
1240cc
最高出力
69ps
最大トルク
10.4kg-m
定員
4人
発売日
2008年3月15日
車両本体価格
\2,250,000

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リセールバリュー診断

 新型フィアット500のリセールバリューは最大51%のCランクと低い結果となった。これは、フィアット自体の知名度が低いというよりも、国産車とドイツ車以外のリセールバリューが低いところが影響している。イタリア車でリセールバリューが高いのはフィアット傘下のフェラーリぐらいで、知名度・認知度が大きくリセールバリューに影響しているといえそうだ。

 ただ、フィアット500のプロモーションは、様々なプログラムが用意されており、今回の『ルパン三世』もそのひとつ。そういったプロモーションの数々がヒットすれば、フィアット500の認知度が向上し、リセールバリュー上昇のポイントとなるだろう。ミニ同様ユニークなスタイルを採用し、人気車となる要素をもっているクルマだけに、今後の人気高騰を期待したい。

車両本体価格
\2,250,000
登録など諸費用
\300,000
値引き
\0
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
38〜51% C
約 \ 1,403,000

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