スマート フォーツー インテリア
スマート フォーツー インテリア

インテリアのイメージは大きく変わった。丸みを帯びた形状が印象的だった初代に対し、新型は直線を多用したフォルムに改められている。

スマート フォーツー シート

シートはホールド性の高いバケットタイプ。ボディサイズの拡大により室内空間が広くなったのに加え、助手席もリクライニングするようになったのは見逃せないポイントだ。

スマート フォーツー メーター

シンプルなデザインのメーターは視認性も良好。シフトポジションなどの表示もわかりやすく、好感の持てるもの。

スマート フォーツー オーディオ

アルパイン製のオーディオを装備する。iPodも簡単に接続可能だが、CDなどの再生はできないのがやや気になる部分ではある。

スマート フォーツー シフト

ミッションはATモード付きのシーケンシャルタイプ。初代は6速だったが、こちらは5速仕様となった。変速時間は従来の半分にまで短縮され、変速時のショックも改善されている。

スマート フォーツー カブリオ ルーフ開閉スイッチ

カブリオのルーフは電動開閉式。動作も素早いので、気軽にオープンドライブを楽しむことができる。

スマート フォーツー クーペ ラゲッジ

スマート フォーツー カブリオ ラゲッジ

さすがにラゲッジスペースはミニマム。だが先代よりは広くなっているので、日常ユースでで困るほどではない。またカブリオではオープン時に外したピラーを収納可能なスペースが設けられている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

アメリカ試乗を意識して拡大された室内空間

 フォーツーはボディサイズが大きくなった分だけ室内の居住空間が拡大された。初代モデルも2人乗りであることを考えると、ひとり分のスペースとしてはさほど狭いわけではなかったが、今回のモデルはアメリカでも売りやすくするために室内空間が拡大された。
 インテリア回りのデザインは大きく変わった。イグニッションがセンターコンソールの部分に設けられているのは従来と共通だが、ほかの部分はけっこう変わっている。初代モデルでは曲線を多用したインパネを採用していたが、それが割と直線的なものになったのが今回のモデルの特徴。これもアメリカの安全基準に対応するためというのが大きかったようだ。
 インパネの上面や下部、あるいはドアトリムなどにファブリックが採用されているのはスマートらしさが残った部分。メーターパネルにタコメーターがなく、時計ともにオプションでインパネ上に設置される設定なども初代モデルと同じだ。

iPodが接続可能なオーディオを標準装備

 好評だったホールド性の高いスポーツタイプのシートは今回のモデルにも受け継がれ、助手席のシートがリクライニングするようになったのも大きな変更点だ。
 フォーツーにはクーペのほかカブリオの設定があるが、カブリオではソフトトップが電動で開閉するほか、ルーフを開けた後に残るドアの上部の部分を外して、バックドアに収納できるような工夫も凝らされている。
 クーペも含めてインテリアで特筆されるのはオーディオで、iPod接続が容易な仕様とされているが、聞けるのはiPodとラジオだけ。CDやMDなどは聞くことができない。iPodは現在までに1億4000万台が販売されており、スマートに乗るようなユーザーならほとんどがiPodを持っているから、まあ問題は発生しないはずだ。

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代表グレード
スマート フォーツー クーペ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
2720×1560×1540mm
車両重量[kg]
920kg
総排気量[cc]
999cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
71ps(52kw)/5800rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
9.4kg-m(92N・m)/4500rpm
ミッション
5速AT
10・15モード燃焼[km/l]
18.6km/l
定員[人]
2人
税込価格[万円]
176.0万円
発売日
2007/10/24
レポート
松下宏
写真
森山良雄
スタイル インテリア 走り&メカニズム