5年目の車検がターニングポイントだ!
1月〜3月末は自分が乗っているクルマが、車検を迎えるという人が多い季節です。というのも、この季節は新車がよく売れるので、その3年後や5年後の1〜3月に車検を迎えるという人も、おのずと多くなってくるのです。
クルマを買い替えるきっかけで、最も多いのが車検と言われています。でも、最近は自分のクルマを長く乗る傾向が強く、5年目の車検では買い替えない人が増えてきています。新車で買ったクルマを大切に長く乗ることは大事ですが、それが実際に金銭的に得しているかどうかといえば、一概にそうとはいえない場合もあります。
例えば新車で買って5年乗ったクルマなら、まだガリバーのような買取店でも高値が付く場合もありますが、7年目となるとかなり厳しくなってくるでしょう。300万円クラスの高級車や大型ミニバンなら、7年目でも新車の頭金ぐらいの値段は付くかもしれませんが、コンパクトカーや2リットルクラスのミニバンだと、7年目の車検では買い取ってもらえたとしても、かなり低い金額になってしまいます。
というのも7年以上前のクルマは、中古車でも確実に先代か先々代モデルになっているので安い価格でしか売れなくなってしまい、そのため買取金額も低く設定しなくてはならないのです。
7年目の車検では査定ゼロもありうるゾ!
したがってこの春に5年目の車検を迎える人は、よく考えてほしいのです。車検を通して乗り続けることは、その時の費用が抑えられるので得したような気になりますが、そのクルマが2年後には査定がゼロになる可能性を持っているとしたら、状況は変わってくると思います。
完全に乗り潰すつもりなら乗り続けても構わないのですが、2年後やそれ以前に買い替えを考えているなら、少し早いと感じていても次の車検で買い替えを計画してもよいと思います。
例えばガリバーで査定を受けてみて、50万円以下のクルマだとしたら2年後には査定ゼロの可能性が大きいでしょう。30万円程度なら確実にゼロになるでしょう。それだけクルマの価値は年々下がっていきます。
もちろん新車を買っても、その新車の価値が年々下がっていくので、クルマの価値が償却していくことに変わりはないのですが、その時点で5年前に買った古いクルマに乗っているか、ピカピカの新車に乗っているかという大きな違いがあるのです。
つまり、クルマの価値は新車に乗っていても、5年前のクルマに乗っていても、年々同じように下がっていくのです。その下がり幅は車種や、その時の人気によって大きく変わっていきますが、5年目の車検はクルマの価値を残して手放す、最後のチャンスといえるのでしょう。
先代フィットやデミオ、ウイッシュなどは売り時だ
では、今なら査定がゼロではないものの、2年後には査定ゼロになりかねないモデルをいくつか紹介していきましょう。
まずはホンダの先代フィット。フィットは2007年10月に2代目が登場し、早くも高い人気を獲得しています。先代の中古車は、まだ市場でも人気が高いので買取が可能ですが、タマ数が多いこともあり、2年後には査定ゼロになっている可能性が高いでしょう。
同様にマツダのデミオも、先代モデルは5年目を迎えるクルマが多く、次の車検が最後の売り時になってくるはずです。
人気ミニバンのウイッシュも来年は初期型が5年目を迎えるので、売り時になってきます。2008年にはフルモデルチェンジしてもおかしくはないので、売るならこの春が理想的でしょう。
先代のノア/ヴォクシーも今なら高値が付くと思いますが、2年後にはゼロではないにしても、かなり買取価格が下がっているはずです。
1〜3月は決算期で新車の値引きも大きくなるので、この春に車検を迎える人は、買い替えを考えてみることをオススメします。まずはガリバーで買取査定を受けてみて、自分のクルマの現在の価値を知ることが大事なので、車検が切れる前に一度ガリバーに行って査定を受けてみましょう。