里山再生を通じ環境保全

 トヨタは、社会貢献活動の一環として、緑化活動の公開や体験型プログラムを行う里山再生モデルである「トヨタの森」活動の10周年を記念し、11月9日、同施設内にて記念式典を開催した。
 「トヨタの森」は里山再生を通じた環境保全ノウハウの共有を狙いに、1997年10月に開設し、「整備」、「調査」、「教育」を活動の3本柱とする取り組みを進めている。
 具体的には、「整備」については「エコの森クラブ」活動として従業員・OBによる除伐、草刈り等を実施しているほか、緑化活動の効果を定量的に把握するための「調査」を定期的に実施し、その結果を取りまとめホームページ上で公開している。 
 また、「教育」については、有識者による研究提言活動をはじめ、体験型の人材育成・啓発プログラムである「エコのもりセミナー」の開催などに取り組み、これまでに延べ5万3千人以上が来場している。
 トヨタは、「トヨタの森」活動のほかにも、中国やフィリピンにおける植林活動、国内の森林再生モデル構築に向けた三重県内の山林取得など、地球と社会の持続可能な発展に向けた環境保全活動に幅広く取り組んでいる。

【トヨタの森の概要】
◆所在地:愛知県豊田市岩倉町一本松(ホテルフォレスタヒルズ内)
◆敷地面積:45ヘクタール
◆開設:1997年10月
◆概要:里山再生のモデルとして緑化活動の公開・体験型プログラム等の実施
◆開場時間:9:00〜16:30(日曜およびゴールデンウィーク、夏期、年末年始の長期連休は休み)