最先端のデジタルモデリングシステムやデザイン設備を導入

 日産自動車は5日、同社の台湾子会社の本社(苗栗縣三義)敷地内にある「裕隆日産デザインセンター」をリニューアルし、施設内をメディアに公開した。
 同デザインセンターの前身である「裕隆アジアデザインセンター」では、「エクストレイル」、「ブルーバード」、「セフィーロ」、「セレナ」、「ベリータ」、「マーチ」等のモデルを、中国や台湾の購買者の嗜好に合わせ、デザイン改修を行うことを主な業務としていた。
 それに対し、「裕隆日産デザインセンター」では、2003年の組織発足時点から他の日産のデザインスタジオと同様、グローバル市場をターゲットとしたデザイン活動を行っている。今回、その機能を高め、他のスタジオとの連携をより深めるため、最先端のデジタルモデリングシステムやデザイン設備を導入した。
 5,840平方メートルの敷地内に建てられた、総面積3,300平方メートルの新施設には、エクステリアデザイン、インテリアデザイン、デジタルデザイン、カラーデザイン、クレイモデリング、デザインリサーチ&マネジメントの6部門があり、従業員数は約40名。
 現在、日産のデザインスタジオは、日本(厚木・原宿)、米国(サンディエゴ・デトロイト)、英国(ロンドン)、台湾(苗栗縣三義)に合計6箇所にあり、グローバルで一環したデザインメッセージを発信すべく、日々デザイン活動を行っている。