ジャガー XF

インテリアには業界初ダイヤル式シフトセレクター採用

 ジャガー&ランドローバージャパンは、革新的な製品コンセプトに基づいて開発された新世代「ジャガー XF」の日本での販売予定価格を発表、全国のジャガー正規販売店を通じて11月1日から予約注文受付を開始する。また、正式な発売開始は2008年5月を予定している。
 ジャガーXFのインテリアは、レザーやウッドなどの伝統的な素材・クラフトマンシップを生かしながらも、アルミニウム素材を効果的に組み合わせることにより、コンテンポラリーでスポーティーなインテリア空間を実現した。また、業界初で新設計のJaguarDriveセレクター(ダイヤル式シフトセレクター)の採用により、シンプルでクリーンなセンターコンソールデザインを実現。また、フォスファーブルーの光輪イルミネーションをインストルメンツ イルミネーションやオーバーヘッドコンソールライトなどのムードランプなどに用いて、センス溢れる空間を演出。ウッドパネルも伝統的なバーウォールナットをはじめ、サテンアメリカンウォールナット、コンテンポラリーな雰囲気を強調したリッチオークなどが用意され、1960年代のマーク�以降のモデルでは、最も大きな面積のウッドパネルを用いている。また、XFでは全モデルがレザーシートを標準装備している。

日本導入モデルは6速オートマチックトランスミッションを搭載

 日本に導入されるジャガーXFは、V6 3.0リッター、V8 4.2リッター、V8 4.2リッタースーパーチャージドの3タイプからなり、全てステアリングホイールに装着されたパドルによるギアチェンジ(ジャガーシーケンシャルシフト)が可能な、定評ある6速オートマチックトランスミッションを搭載してる。V8エンジン搭載モデルは、エキゾーストユニットのチューニングによりクルージング時には静粛性を保ち、急加速時にスポーツカーらしいサウンドを演出している。
 高炭素鋼とボロンスチール、ロワーシルにはDP600二相鋼などの最先端鋼材を用いたモノコックボディはクラス最高の捩れ剛性を発揮し、高い安全性とドライビングダイナミクスを実現している。これらの最先端鋼材によりスリムな設計によるAピラーとBピラーは高い強度を確保しながら、優れた視認性や乗降性を実現。また、コンパートメントは乗員セルを囲むリングを形成し乗員保護への安全性を高めている。
 サスペンションは、XKに搭載されていたユニットを更に進化させている。軽量アルミニウムコンポーネントによる不等長ダブルウイッシュボーン式フロントサスペンションとマルチリンク式リアサスペンションは共にサブフレームにマウントされ直進安定性とアンチダイブ特性を向上し、路面からの騒音と振動を大幅に低減、また剛性の高いボディシェルやスムーズなパワートレイン、入念な遮音対策によりクラストップレベルのNVH性能を実現している。
 また、XFにはエンジンマネージメントとブレーキシステムへの介入によって、前輪のグリップを回復させるアンダーステアコントロールロジックを初採用している。また、XKに類似した2段階のDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)によって様々な路面環境での走行安定性を高めました。SV8にはDSCをキャンセルできるダイナミックモードを備えており、経験豊富なドライバーがXFのパフォーマンスをフルに引き出す機能も備えている。また、ドライバーが素早くスロットルペダルを戻す操作をするとブレーキがかけられるのを見越してブレーキシステムの油圧を高め、ブレーキのレスポンスと制動距離を短縮するブレーキプレフィル機能も新たに加わった。
 さらに、XFにはこれらの最新テクノロジーに加え新機能も盛り込まれ、XFに乗り込むとスタートボタンが心臓の鼓動のように赤く点滅し、スタートボタンを押してエンジンをかけると鋳造アロイ製JaguarDriveセレクターがせり上がり、ダッシュボードのエアベントが回転して開く。これらのスタートアップシークエンスに加え、整然としたインテリアデザインとシンプルな操作性を実現したJaguarSense™も新たに加わった。これはグローブボックスのオープンやオーバーヘッドコンソールライトの操作などセンサー式ボタンに軽く触れるか指先をボタンに近づけるだけで動作する接近センサー機能となっている。

進化させた歩行者保護システムを装備

 歩行者保護の観点では、XFはXKで初採用された歩行者接触感知システム(ディプロイアブル ボンネットシステム)を第2世代に進化させたシステムを装備し、歩行者への負傷を軽減しながら低いボンネットラインによる美しいサイドビューを実現した。
 また、ドライバー支援機能として全モデルにリバースパーキングコントロールを装着し、新たにリアカメラパーキングエイドを装着(3.0/4.2プレミアムラグジュアリー及びSV8モデル)した。これはリバースギアを選択するとタッチスクリーンモニターにカラーで後方視界が映し出され、車両の進路をスクリーンに示しながら障害物までの距離情報も表示されるシステムだ。
 オーディオは3つのグレードからなり最上位モデルはXF専用に開発されたオーディオ・エンターテインメント機器の専門メーカーとして名高いBowser&Wilkins社製 440Wプレミアムサラウンド サウンドシステムを設定。ドルビープロロジック� 7.1チャンネル サラウンドシステム、ケブラーコーンの大型スピーカー、アルミニウムドームのツイーター(合計14スピーカー)などにより力強く鮮やかなレスポンスを高め歪を大幅に低減し高周波域の再生品質を高めている。また全モデルにiPOD/MP3プレーヤー用のインターフェイスを備え、タッチスクリーンモニターでプレーヤーを直接にコントロールする事が可能。
 なお、日本への導入モデルは、3.0Luxury(ラグジュアリー)、3.0及び4.2 Premium Luxury(プレミアム ラグジュアリー)とSV8 (エスブイエイト)の合計4モデルの予定。

代表グレード
XF 4.2 Premium Luxury
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4961×1877×1460mm
車両重量[kg]
1749kg
総排気量[cc]
4196cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
298ps(219kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
411N・m/4100rpm
ミッション
電子制御6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
11.1km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
870万円
発売日
2008年5月予定

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